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T33エクストレイル e-POWER|エアバッグ展開の右前部損傷、車体修理と部品交換【横浜市都筑区】

エンジンなどをまとめたパワーユニットを一度降ろし、右前の車体の部品からエアバッグ、天井の内張りまで替えた、T33エクストレイルの修理です。

横浜市都筑区の株式会社ケービーエスで、日産 エクストレイル(T33・e-POWER)の、事故で傷んだ右前まわりを修理しました。エアバッグが3か所で開き、右前がつぶれた車体を台に固定してチェーンで引き、右前の車体の部品とエアバッグを取り替えています。ボンネットと右フェンダーはリサイクル部品を使い、車体と同じG41で塗りました。

前まわりがここまでつぶれ、エアバッグまで開いていると、もう直らないのではと考えてしまうかもしれません。直すなら、どこまで部品を替え、どれだけの作業になるのか。まず気になるのは、そこではないでしょうか。修理前のこのエクストレイルは、右のヘッドランプのあった所から中の部品がむき出しになり、右前のタイヤは後ろへ押されて向きが変わっていました。

修理前と修理後|T33エクストレイルの右前まわり

正面の側から撮った2枚を並べ、左の写真が修理前、右の写真が修理後です。右のヘッドランプがなくなり、バンパーの右側が垂れ下がって、ボンネットの右前が押しつぶされていました。

修理後は、左右のヘッドランプとグリル、バンパーがそろい、取り替えたボンネットにもゆがみは見えません。

項目内容
車種日産 エクストレイル(T33・e-POWER・2WD)
型式6AA-T33(コーションプレート)/エンジン KR15DDT(見積書)
登録令和6年4月(初度登録)
カラーG41(コーションプレートと見積書)。黒
損傷箇所右前まわり(右ヘッドランプ・右フェンダー・ボンネットの右前・バンパーの右側がつぶれ、右前輪が後ろへ押される)/エンジンルームの奥の車体と配線・足回り/エアバッグ(運転席・助手席・右カーテン)と天井の内張り
パネルごとの直し方取り替え:ボンネットと右フェンダー(どちらもリサイクル部品)・右のサイドメンバー・右のストラットハウジング・右のピラーの外側の板/取り替えずに修理:左のサイドメンバー・左のストラットハウジング・右のピラー本体・右のサイドシル・右前ドア・左フェンダー
車体を引く作業車体を台にクランプで固定し、チェーンと油圧の引き具で前まわりと、ドアの前の柱・サイドシルの根元を引く
取り寄せた主な部品フロントバンパー一式・グリル・左右ヘッドランプ・フロントカメラ/右前の車体の部品/ラジエーター・ウォーターポンプ・エンジンルームのエアコンの配管/サスペンションメンバー・右の足回り・ステアリングギア/エンジンルームのハーネス/インパネ・天井の内張り・エアバッグ3か所・シートベルトのプリテンショナー4本/右前のホイールとタイヤ
主な塗装範囲(G41)スタンドの上で:ボンネット・右フェンダー(下地から)・左フェンダー・右前ドア/車に付けたまま:右のピラーとサイドシル/交換した所のまわり:エンジンルームの内側
塗装の仕様2コートパール(見積書の記載)
主な工程分解と傷みの確認 → 車体を台に固定 → パワーユニットを降ろす → チェーンで引く → 右前の部品を交換 → シーラーと内側の塗装 → 配線・足回りの交換とパワーユニットの組み戻し → 天井の内張り → 外板の下地と塗装 → 組み付け

ご相談の前に|エアバッグが開いた車、直す?替える?

全損と言われた車でも、修理費と車の評価額の関係でそう判断されたのか、傷み方から直すこと自体が難しいのかで、考える中身は変わります。大きく傷んだ車について、代表メッセージに書いている考えです。言葉の意味の違いは、全損と言われましたが、直して乗ることはできますか?で説明しています。

交換か修理か このエクストレイルでは、右前の車体の部品を取り替えました。主なものは、エンジンルームの横を前後に通る右のサイドメンバーと、前輪のサスペンションの上を受ける右のストラットハウジングです。右のドアの前の柱(ピラー)は、外側の板を取り替え、柱の本体は替えずに直しています。左側のサイドメンバーとストラットハウジング、右のドアの下の縁(サイドシル)も、替えずに直しました。一般に、強い力で引き伸ばされて薄くなった鉄板は、形を戻しても張りや強さが落ちることがあり、交換を考える目安になります。考え方は板金と交換の分かれ目の記事にあります。

費用 費用の差が出るのは、主に取り替える部品、車体を引いて直す手間、塗る枚数です。この車では車体とエンジンルームの部品を数多く取り寄せ、車体を引いて形を戻しました。主に塗ったのは、ボンネット・左右のフェンダー・右前ドアの4枚と、右のピラー・サイドシルです。新しい部品かリサイクル部品かでも金額は変わり、その仕組みは見積もりがお店で違う理由が参考になります。通常の見積りは無料です。車体の奥や配線まで外して調べる作業が要るときは、その作業の費用を、取りかかる前にお知らせします。

お預かりの日数 車体を引く作業があり、取り寄せる部品も多い修理では、部品の届く時期で日数が大きく動きます。実車を拝見してから、目安をお伝えします。

保険を使うとき 保険を使う修理も、自費の修理もご相談いただけます。進み方の違いは、保険を使う修理と自費の修理のちがいで説明しています。

車検証、車全体、傷んだ所の寄りの3枚の写真がそろえば、まずはそこから拝見できます。エアバッグが開いた車なら、車内を写した写真も役に立ちます。

写真を送って修理の相談をする

大がかりな修理のあいだの代わりの車も、ケービーエスの勝田レンタカーにご相談いただけます。わナンバーの車を200台以上そろえ、同じ日産のセレナ e-POWERや、SUVのハリアーPHVもあります。借りられる車種も、空きや、保険の内容によって変わります。

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損傷|右前がつぶれ、エアバッグも3か所で開いた

右前は、ヘッドランプのあった所からフェンダーの内側までがつぶれ、配線や中の部品がむき出しでした。右前輪は後ろへ押し込まれています。車内では、運転席と助手席のエアバッグに加えて、右カーテンエアバッグ(側面の窓をおおうように開くエアバッグ)が垂れ下がっていました。

分解と固定|外して分かる奥の傷みに印、車体は台へ

前まわりの部品とインパネ(運転席と助手席の前に横へ広がるダッシュボード)を外し、奥の傷みを確かめました。傷んだ所には、水色のテープを貼って印にしています。つなぎ目のシーラー(継ぎ目をふさぐ充てん材)が割れてずれている所は、車体が押されて動いたしるしです。右のドアの前の柱(ピラー)の下の方にも、しわが見つかりました。

車体は、ドアの下のサイドシルを台のクランプ(はさんで留める金具)で留めて固定しています。このあと車体を引くとき、車ごと動いてしまわないようにするための準備です。

パワーユニット|一度降ろして、エンジンルームの奥まで

エンジンと e-POWER(エンジンで発電し、モーターで走るしくみ)の駆動部をひとまとめにしたパワーユニットは、車から一度降ろしました。降ろすと、エンジンルームの奥の車体や配線に手が届き、引く作業や部品の付け替えができるようになります。

車体を引く|部品を付ける前に、チェーンで形を戻す

台に固定した車体の前まわりにチェーンを掛け、油圧の引き具(油圧で強い力をかける道具)で引きました。ドアの前の柱やサイドシルの根元も、チェーンで引いて形を戻しています。一般に、車体が押されたまま新しい部品を付けると、部品の位置やすき間がそろいにくくなります。左の写真が前まわり、右の写真は右前を切り離したあとに、ドアの前の柱を引いているところです。

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部品の交換|傷みの大きい右前は、車体の部品ごと替える

引く作業を進めながら、右前の傷んだ部分を切り離しました。取り替えたのは、右のサイドメンバーとストラットハウジング、ピラーの外側の板などです。外した元の部品には、傷みの印の水色のテープが残っています。

取り付けた部品のつなぎ目には白いシーラーをのせ、水やほこりの入り込む道をふさいでいます。そのあと、エンジンルームの内側をつやのある黒に塗りました。

組み戻し|配線・足回り・ラジエーターまで替えて戻す

エンジンルームのハーネス(たくさんの配線を束ねたもの)は取り替え、室内の配線まわりも外して作業しました。パワーユニットを車に戻し、ステアリングギア(ハンドルの動きを前輪へ伝える部品)も取り替えています。足回りは、車体に付ける土台のサスペンションメンバーから、右前輪のまわりの部品(アーム・ドライブシャフト・ブレーキなど)まで替えています。ラジエーターやウォーターポンプ、エンジンルームのエアコンの配管も取り寄せたものにしました。下の写真は、外した元のハーネス、パワーユニットを戻した前まわり、ラジエーターの新しいものと元のものの順です。

天井の内張り|カーテンエアバッグで傷んだ所も交換

右カーテンエアバッグが開いた所では、天井の内張りにしわや割れが出ていました。カーテンエアバッグと天井の内張りを取り替え、新しい内張りは後ろの荷室から車内へ入れています。インパネと運転席・助手席のエアバッグ、シートベルトのプリテンショナー(衝突のときにベルトを巻き取る装置)4本も替えました。

リサイクル部品|ボンネットと右フェンダーは塗る前に合わせる

ボンネットと右フェンダーには、リサイクル部品(使われていた車から取り外し、もう一度使う部品)を使いました。届いたのは銀色の部品で、色を塗る前に、一度エクストレイルに付けて合わせています。右フェンダーは上の方に小さなへこみがあり、そこはパテ(小さなへこみを埋めて、面を平らにする材料)で整えました。一般に、取り替えるパネルの仕上がりは、色やつやだけでなく、まわりのパネルとのすき間や段差でも決まります。右フェンダーの写真で、上の方の黄色い所がパテです。

T31エクストレイルで右前ドアをリサイクル部品に替えた例は、T31の右側面を直した事例で紹介しています。

下地と塗装|銀色の部品を、カラー番号G41の黒に

ボンネットと右フェンダーは車から外し、塗装ブース(ほこりを避けて塗るための部屋)のスタンドに載せました。全体に吹いたのは、サフェーサー(色を塗る前の下地の塗料)です。上に重ねる塗料の付きをよくし、細かな凹凸を埋めて面を整える役目があります。ボンネットも右フェンダーも、銀色だった面が灰色の下地にそろっています。

その上からG41の色を塗りました。塗装は2コートパール(パールを混ぜた色の層に、クリヤーを1層重ねる塗り方)です。塗り終えたボンネットには、ブースの照明と床の格子がくっきり映り込んでいます。

右フェンダーも同じ黒で塗り終え、取り付けの穴が並ぶアーチの縁まで、つやがそろっています。

塗り分け|ドアと左フェンダーは外し、柱は車のまま塗る

左フェンダーと右前ドアは、取り替えずに直したパネルです。どちらも外して塗装用のスタンドに立て、表面を研いでつやを消し(足付け)、G41で塗りました。つるつるの面に細かな研ぎ目を付けておくと、上にのせる塗料が食いつきやすくなります。

右前ドアも外して塗り、ドア全体につやが出ています。右のピラーとサイドシルは外さずに、ドアの開口部をビニールでふさいで塗りました。

完成|つぶれていた右前に、ランプとフェンダーがそろう

ページのはじめの写真に近い向き、右前の斜めから写した完成の姿です。右のヘッドランプやフェンダー、ボンネット、バンパーが収まり、黒い面にまわりの木や空が映り込んでいます。塗り直した面のふだんのお手入れは、塗装のあとの洗車やワックスの時期を参考にしてください。

職人の想い|印を付けて確かめ、合わせてから塗る

奥の傷みには一つずつ水色のテープで印を付け、つなぎ目のシーラーの割れまで確かめています。リサイクル部品のボンネットと右フェンダーも、塗る前に一度車に付けて合わせました。取り替える部品でも、車に合うか、状態はどうかを確かめて使えるものを選ぶことを、代表は大切にしています。

修理中の代車|同じ日産の e-POWER や、SUVも

お預かりしたエクストレイルは、SUVの e-POWER です。同じ日産のセレナ e-POWER(4WD)なら、ケービーエスの勝田レンタカーでご案内できます。SUVではハリアーPHVやフォレスターのハイブリッド4WD、ヤリスクロスのハイブリッド4WDもそろえています。大きめならランドクルーザー250もあります。e-POWER の代車のことは、セレナ e-POWER を代車で借りられますか?で紹介しています。

当社ではレンタカー登録(わナンバー)の車両を200台以上保有しています。乗る人数や普段の使い方をお聞きして、空き状況を確認しながらご案内します。

ご用意できる車種は、保険の内容・事故の状況・空き状況によって変わります。特定の車種を必ずご用意できるとは申し上げられませんので、まずはご相談ください。

勝田レンタカーの事故代車ラインナップ例

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まとめ|T33エクストレイル e-POWER、右前の事故修理

このエクストレイルは、車体を引いて形を戻し、右前の部品とエアバッグを替え、リサイクル部品のボンネットと右フェンダーを塗った事例です。

エアバッグが開くほど傷んだ車も、まず写真からお見積りのページでご相談いただけます。ほかの修理の様子は、修理事例の一覧からご覧いただけます。お気軽にお問い合わせください。

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よくある質問

エクストレイルがエアバッグの開くほど傷んでも、直して乗れますか?
直せる場合があります。今回のT33エクストレイルは、運転席・助手席・右カーテンの3か所でエアバッグが開いていました。エアバッグとまわりの部品を取り替え、車体を引いて形を戻してから組み上げています。直せるかどうかは、実車を拝見してお伝えします。
エクストレイルのボンネットやフェンダーは、リサイクル部品で直せますか?
今回はボンネットと右フェンダーにリサイクル部品を使いました。届いた銀色の部品を一度車に合わせてから、サフェーサーを入れ、車体と同じ黒(G41)で塗っています。合う部品があるか、状態はどうかを確かめたうえでご相談します。
エクストレイル e-POWER の前まわりの修理で、エンジンまで降ろすことはありますか?
傷みがエンジンルームの奥まで届いているときは、降ろすことがあります。今回は、エンジンと e-POWER の駆動部をまとめたパワーユニットを一度降ろし、奥の車体や配線の作業をしてから戻しました。
エクストレイルの右前を大きく直すと、費用と日数はどれくらいですか?
費用も日数も、実車を拝見してから目安をお伝えします。費用は取り替える部品、車体を引いて直す手間、塗る範囲で、日数は部品の届く時期でも変わります。今回は車体やエンジンルームの部品を数多く取り寄せました。主に塗ったのは、ボンネット・左右のフェンダー・右前ドアの4枚と、車に付けたままの右のピラー・サイドシルです。通常の見積りは無料です。
エクストレイルのエアバッグが開いた修理で、保険は使えますか?
保険の内容や事故の状況しだいで、使える場合があります。ケービーエスでは自費の修理もお受けしており、どちらの場合も実車を拝見して、直し方と費用の中身をご説明します。
修理中の代車は借りられますか?
ご相談いただけます。当社はレンタカー登録(わナンバー)の車両を200台以上保有しており、乗る人数や普段の使い方をお聞きしてご案内します。ご用意できる車種は、保険の内容・事故の状況・空き状況によって変わるため、特定の車種を必ずご用意できるとは申し上げられません。

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