黒の40系アルファード ハイブリッドの左側面のいちばん下を、横浜市都筑区の株式会社ケービーエスで修理しました。モデリスタのサイドスカートとモール類は部品の伝票にある部品に替え、左スライドドアと左リヤクォーターは車に付けたまま202で塗り直して、仕上げに塗った面へコーティング剤を塗っています。
型式は車検証で6AA-AAHH40W。A25A(総排気量2.48L)のエンジンを積んだハイブリッド車で、7人乗りです。初度登録は令和7年6月で、新車から1年あまりの車でした。バックドアには「Executive Lounge」と「HEV」のエンブレムが付いています。
傷は、左スライドドアの下から後輪の前まで、車体のいちばん低い所に並んでいました。モデリスタのサイドスカートには、映り込みが乱れる所、後ろの端が外へ開くような曲がり、削れた下の縁があり、後輪の前の縦長の部品にもすり傷がありました。入庫の日には、新車のときのボディコーティングの保証書も写真に残しています。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 車種 | トヨタ 40系アルファード(ハイブリッド)。バックドアに「Executive Lounge」「HEV」、側面にモデリスタのエアロ |
| 型式 | 6AA-AAHH40W(A25A・2.48L・ハイブリッド・7人乗り) |
| 登録 | 令和7年6月(初度登録) |
| カラー | 202(車体のコーションプレートに記載)・色名はトヨタのブラック |
| 損傷箇所 | 左側面の下まわり:左スライドドアの下半分(青いテープの印)/モデリスタのサイドスカート(後ろの端の曲がり・下の縁の削れ・映り込みの乱れ)/スライドドアの下のメッキの飾り/後輪の前の縦長の部品のすり傷 |
| 交換(部品の伝票より) | モデリスタ Sスカート LH/モデリスタ サイドドアガーニッシュ/Q/パネルプロテクタモール LH/R/ドアベルトモール LH/R/ドアプロテクタモール LH(伝票の品名どおり。部品の伝票にある部品に交換) |
| 塗装(車体) | 左スライドドア・左リヤクォーター(車に付けたまま・202) |
| 塗装(車とは別に) | 長い部品、金具の付いた小さな部品、細長い部品(塗装ブースのスタンドの上で) |
| クリヤー | 日本ペイントの nax イージス(3:1)グリフィスクリヤー(耐スリ傷タイプ) |
| 修理後の確認 | 診断機の「システムと機能」の画面/デジタルの角度計(後ろの角の丸い部品) |
| 仕上げ | 塗り直した左スライドドアと左リヤクォーターに、ガラス系のコーティング剤(新車のときのボディコーティングの保証書がある車) |
| 工程 | 入庫(青いテープで傷の位置を記録) → 部品の手配 → 後ろのバンパー・サイドスカート・モール類の取り外し → 後輪のアーチの前のふちに部分の吹き付け → 塗装ブースでマスキング → 色(202) → クリヤー(車体とスタンドの部品) → 組み付け → 診断機と角度計 → コーティング剤 |
修理で40系アルファードを預けるあいだ、何に乗るかも一緒に決めておくと安心です。勝田レンタカーで登録しているレンタカー(わナンバー)は200台以上あり、40系アルファードのエグゼクティブラウンジはハイブリッドとPHVの両方がそろっています。ご案内できるかどうかは、空き状況とご加入の保険の内容によります。
入庫時の傷|サイドスカートの中ほどから後ろの端へ
入庫したときの車体には水滴が残っていて、傷のある所には、小さく切った青いテープが1枚ずつ貼られています。テープは、スライドドアの下半分の黒い面にも、その下のメッキの飾りやサイドスカートにも、後輪の前の部品にも散らばっていて、傷が側面の下のほうに広く出ていたことが分かります。
左の写真はサイドスカートの中ほどで、横に通る線のあたりの映り込みが波のように乱れ、線の上にテープが貼られています。右の写真は後ろの端で、メッキの飾りの付いたスカートの端が外へ開くように曲がっています。そのうしろ、後輪の前に立つ縦長の部品にも、こすれた跡とテープが見えます。


入庫時の傷|削れた下の縁と、メッキの飾りの印
左の写真は、サイドスカートの後ろ寄りの下の縁を、近くから写したところです。縁が削れて細かくささくれ、そのそばにテープが貼られています。右の写真はスライドドアの下を走るメッキの飾りで、飾りの面の上にもテープが1枚。


取り外し|後ろのバンパーと、側面の下の部品
作業に入る前に、車からいくつかの部品を外しています。後ろではリヤのバンパーが外され、左のテールランプの下で配線や内側の部品がむき出しになりました。左側面の下では、サイドスカートとモール類がなくなり、車体の側に部品を留めるクリップの受けやレールが一列に並んでいます。
左の写真は後ろから見たところで、バックドアに付く「Executive Lounge」の文字も読み取れます。右の写真は、左スライドドアの下から後輪の前までです。


部分の吹き付け|後輪のアーチの前のふちに、紙で小さな窓
塗装ブースに入れる前に、作業場で後輪のアーチの前のふちだけを出し、まわりを紙で大きく覆った写真があります。吹いたものが下地なのか色なのかは、写真からは見分けられません。ここでは、紙に窓をあけて、その中だけに部分的に吹き付けた、という所までをお伝えします。
左の写真がその窓の寄りで、のぞいているのはアーチのふちの細い面です。右の写真では、窓のまわりの紙に黒っぽい吹き付けの跡が付いています。


塗装ブース|外さずに塗る、左スライドドアと左リヤクォーター
今回、車体で塗り直す面は左スライドドアと左リヤクォーターで、どちらも車から外していません。この2枚だけを外に出して、ほかは透明なフィルムで車ごと包みました。屋根や窓との境、前のドアとのすき間、テールランプのまわりにはテープを貼り、下のほうと後輪のまわりは紙で覆っています。
左の写真は後ろ寄りから、右の写真は前寄りから、同じ時に撮ったものです。2枚とも、つやのない黒になっています。色の層をのせ、クリヤーを重ねる前の状態です。給油口のふたは付けたままで、ふたのまわりのすき間にはピンク色の線が見えます。右の写真の奥には、部品を載せたスタンドも写っています。


クリヤー|イージスの缶と、つやの出たスライドドア
色がのったら、その上に透明なクリヤーを吹き重ねます。ラベルを読むと、使われたのは日本ペイントのnax イージス(3:1)グリフィスクリヤーでした。耐スリ傷タイプのクリヤーで、メーカーは硬さと修復効果の2つの働きをうたっています。
左の写真がその缶、右の写真はクリヤーを重ねたあとのスライドドアです。外側の取っ手は外してあり、くぼみの奥の穴はテープでふさいだまま。前の上の角にある小さな三角の飾りも外され、取り付けの穴だけが見えています。窓の下のモールも外してあり、テープはガラスのきわに沿って貼られています。


黒の202|クォーターに映る、ブースの照明
入庫の日に写したコーションプレートの番号は202、トヨタの色名ではブラックです。クリヤーを重ねたあとの左リヤクォーターには、ブースの照明が白い帯になって何本も映り込んでいます。給油口のふたも、まわりの面と同じつやでつながりました。

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単体塗装|車体とは別の部品を、スタンドに渡して
車体とは別に、いくつかの部品をスタンドに載せ、同じ塗装ブースで塗りました。品名までは写真に写っていないため、ここでは形で呼んでいます。
左の写真は長い部品で、色をのせた段階ではつやのない黒です。右の写真はクリヤーを重ねたあとの同じ部品で、ブースの照明を映すつやが出ています。


金具の付いた小さな部品は、スタンドの脚に留めて塗っています。左の写真が色の段階、右の写真がクリヤーのあとで、小さな部品の上に渡した細長い部品も、つやのない黒からつやのある黒に変わりました。


組み付け|外した元の部品と、部品のそろった左の下まわり
部品の伝票には、モデリスタのSスカート(サイドスカート)とサイドドアガーニッシュ、クォーターパネルとリヤドアのプロテクタモール、リヤドアのベルトモールの5つが並んでいます。組み付けの段で、外した元の部品とこの5つを入れ替えています。
左の写真は、車から外した元の部品を床に並べたところです。メッキの飾りの付いたサイドスカートには、入庫のときの青いテープが残っています。ほかに、黒い樹脂の長い部品、長いメッキの部品、細い帯のような黒い部品、金具の付いた小さな部品が見えます。右の写真は、部品を取り付けたあとの左側面の下で、サイドスカートとメッキの飾りが元の位置に収まり、入庫のときに外へ開いていた後ろの端のあたりも、すっきりした線になっています。


点検|診断機の一覧と、後ろの角の角度計
部品を戻し終えた車は、診断機にもつなぎました。画面の名前は「システムと機能」。自動検索で車を読み取った結果は、画面の上の行に車種名と型式・エンジンの記号で並んでいます。略号の書かれた箱は緑がずらりと並び、灰色は2つだけ。灰色は凡例で「構成されていません」を表す色で、画面に写っている範囲に、異常を示す赤の箱はありません。
左の写真がその画面です。右の写真は、後ろの角にある丸い部品に、デジタルの角度計(Bevel Box BB-180)の軸を当てたところで、丸い部品のすぐ下には赤い反射板があります。外していた後ろのバンパーを戻したあと、こうして角度を数字でも確かめています。


ケービーエスは、道路運送車両法にもとづく自動車特定整備事業の認証を関東運輸局から受けていて(第2-5680号)、その対象には電子制御装置整備も入っています。
仕上げ|塗り直した2枚に、ガラス系のコーティング剤
このアルファードは、新車のときのボディコーティングの保証書がある車でした。仕上げでは、塗り直した左スライドドアと左リヤクォーターに、ガラス系のコーティング剤を塗っています。
前のドアやテールランプとの境目にはテープを貼って、塗る範囲を区切りました。左の写真はクォーターの作業で、職人は小さな茶色の瓶を片手に持ち、もう一方の手の布でパネルの面をなでるように塗っています。右の写真はスライドドアの作業で、取っ手はもう元に戻してあり、まわりをテープで守っています。


仕上げのあと|テープが残る2枚の黒
コーティング剤を塗り終えたあとの左側面です。この写真の時点では、境目のテープはまだ付いています。左の写真はスライドドアからクォーターにかけて、右の写真はクォーターから後輪のまわりで、黒い面に工場の照明や、そばに置いた丸い椅子がくっきりと映り込んでいます。


職人の技|外す・区切る・確かめる、の積み重ね
サイドスカートを外すところからコーティング剤まで、①〜⑤で見ていきます。
① 塗る前に、付いている部品を外す スライドドアの取っ手、前の上の角の三角の飾り、窓の下のモールを外し、穴はテープでふさいでから塗っています。側面の下のサイドスカートとモール類、後ろのバンパーも外しました(取り外しとクリヤーの写真)。
② 車体とは別の部品は、スタンドで 長い部品や金具の付いた小さな部品はスタンドに載せ、車体と同じブースで塗りました。色の段階とクリヤーのあとを、それぞれ写真に残しています(単体塗装の写真)。
③ 塗る2枚だけを出して区切る 車全体を透明なフィルムで包み、前のドアとのすき間、窓との境、テールランプ、後輪のアーチにテープを貼りました。給油口のふたは付けたまま、すき間に沿ってピンク色の線が見えます(塗装ブースの写真)。
④ 部品を戻したら、診断機の一覧と角度計 診断機の「システムと機能」の一覧を見て、後ろの角の丸い部品には角度計を当てています(点検の写真)。
⑤ 境目をテープで守ってから、コーティング剤 前のドアやテールランプとの境目にテープを貼り、塗り直した2枚にコーティング剤を塗りました(仕上げの写真)。
職人の想い|新車から1年あまりの黒に、コーティングまで重ねる
傷みは車体のいちばん低い所に集まっていましたが、塗り直したのは、横から見て大きな面を占める左スライドドアと左リヤクォーターの2枚です。サイドスカートやモール類は取り寄せた部品に替え、塗り直した2枚には、仕上げにコーティング剤まで重ねています。
修理中の車|40系アルファードから乗り換えるときの候補
7人乗りの40系アルファードを工場に預けるあいだの車として、勝田レンタカーには、同じ40系のアルファード エグゼクティブラウンジ(ハイブリッドとPHV)と、30系のアルファード エグゼクティブラウンジ ハイブリッドがあります。大きめのSUVでは、ランドクルーザー250やレクサスNX450h+、ハリアーPHV、新型フォレスターも用意があります。
当社ではレンタカー登録(わナンバー)の車両を200台以上保有しています。乗る人数や普段の使い方をお聞きして、空き状況を確認しながらご案内します。
ご用意できる車種は、保険の内容・事故の状況・空き状況によって変わります。特定の車種を必ずご用意できるとは申し上げられませんので、まずはご相談ください。
勝田レンタカーの事故代車ラインナップ例







40系アルファード エグゼクティブラウンジ ハイブリッド4WD(令和7年式)の代車を見る
40系アルファード PHV エグゼクティブラウンジの代車を見る
30系アルファード エグゼクティブラウンジ ハイブリッド4WDの貸出車両を見る
まとめ|左の下まわりを、部品の交換と2枚の塗装、コーティングで
今回の40系アルファードは、左側面のいちばん下にあるモデリスタのサイドスカートやモール類を部品の伝票にある部品に替え、左スライドドアと左リヤクォーターを車に付けたまま202で塗り直し、車体とは別の部品もスタンドで塗った事例です。組み付けのあとは診断機の一覧と角度計で確かめ、塗った面にはコーティング剤を塗って仕上げました。
エアロの付いた車の下まわりは、取り寄せる部品と塗り直す車体のパネルが入り組みやすい場所です。ケービーエスでは、入庫のときに傷の位置を一つずつ印で残し、部品を替える所と塗る所を分けてから段取りを組んでいます。
サイドスカートやスライドドアの下の傷も、まずは写真で様子を見せてください。お気軽にお問い合わせください。
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修理のご相談
よくある質問
- アルファードのモデリスタのサイドスカートが傷ついたら、交換になりますか?
- 今回の40系アルファードでは、後ろの端が外へ開くように曲がり、下の縁も削れていたモデリスタのサイドスカートを、部品の伝票にある部品に替えました。替えるか補修で済ませるかは、実物を拝見して決めます。
- 40系アルファードのスライドドアとリヤクォーターは、外して塗るのですか?
- 今回の40系アルファードでは、左スライドドアと左リヤクォーターは車に付けたまま、その2枚だけを出してまわりをフィルムとテープで区切り、塗装ブースで塗りました。ドアの取っ手や三角の飾り、窓の下のモールは外してから塗っています。外す部品は、車の作りと塗る広さを見て決めます。
- スライドドアとクォーターを塗り直したあと、コーティング剤はどの範囲に塗りますか?
- 今回の40系アルファードでは、前のドアやテールランプとの境目にテープを貼って範囲を区切り、塗り直した左スライドドアと左リヤクォーターの2枚に、ガラス系のコーティング剤を塗っています。この車には、新車のときのボディコーティングの保証書がありました。どこまで・いつ塗るかは、塗った面の状態を見てからお伝えします。
- 修理中の代車は借りられますか?
- ご相談いただけます。当社はレンタカー登録(わナンバー)の車両を200台以上保有しており、乗る人数や普段の使い方をお聞きしてご案内します。ご用意できる車種は、保険の内容・事故の状況・空き状況によって変わるため、特定の車種を必ずご用意できるとは申し上げられません。