横浜市都筑区の株式会社ケービーエスで、工事現場から飛んできた物で前まわりや屋根などに細かい傷が多数付いたトヨタ クラウン クロスオーバーを、保険修理で直しました。傷の一つ一つに緑のテープで印を付け、ルーフ・ボンネット・左右のフロントフェンダー・右フロントドア・左リヤクォーターを、カラー番号202の黒で塗り直しています。
車検証では、型式は6AA-AZSH35、原動機はA25A(総排気量2.48L)のハイブリッド車で、乗車定員は5人です。初度登録は令和7年10月で、お預かりした時点では、登録から1年たっていない車でした。車両お預かり証の依頼元の欄には保険会社の名前があり、引き取りは当社のドライバーが受け持ちました。
塗装のほかに、フロントガラスはガラスの専門店が純正品に交換し、ヘッドランプやグリル、ミラーカバーなどは部品の伝票にある純正部品に替えました。もともとコーティングが施工されていたお車で、塗装のあとは磨きをかけ、ガラスコーティングで仕上げています。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 車種 | トヨタ クラウン クロスオーバー(ハイブリッド・乗車定員5人) |
| 型式 | 6AA-AZSH35(原動機 A25A・総排気量2.48L) |
| 登録 | 令和7年10月(初度登録) |
| カラー | カラー番号202(コーションプレートで確認)/トヨタの色名はブラック |
| ご依頼 | 保険修理(当社のドライバーがお引き取り) |
| 原因 | 工事現場から飛んできた物 |
| 損傷箇所 | ボンネット・フロントバンパー・ヘッドランプのまわり・左右のフロントフェンダー・フロントガラス・ルーフ・フロントピラー・ドアミラーのカバー・左リヤクォーター(給油口の上)に細かい傷(緑のテープで印) |
| 塗装(車体) | ルーフ・ボンネット・左右のフロントフェンダー・右フロントドア・左リヤクォーター(カラー番号202) |
| 塗装(車体とは別に) | フロントバンパー・細長い部品(車から外し、塗装ブースのスタンドの上で)/ミラーカバー(グレーで届いた部品を台に立てて) |
| 交換(部品の伝票より) | 左右のヘッドランプユニット・ラジエータグリル・フロントバンパーのモールとエンブレム・デイタイムランニングライト・左のヘッドランプリム・左右のアウターミラーカバー・右フロントドアのベルトモールなど(伝票にある純正部品) |
| ガラス(ガラスの専門店) | フロントガラスを純正品に交換・カメラ機能の確認調整/リヤガラスの脱着(納品書より) |
| 仕上げ | 磨き → ガラスコーティング(もともとコーティングが施工されていたお車) |
| 修理後の確認 | 診断機の「システムと機能」の画面・「ECU校正が完了しました」の表示/デジタルの角度計で前まわりを計測 |
| 工程 | お引き取り → 傷の位置をテープで記録 → 部品の手配 → フロントバンパーの取り外し → 研ぎ・傷の位置にパテ → 外した部品の塗装 → 車体のマスキング・202で塗装 → フロントガラスの交換(ガラスの専門店) → 組み付け → 診断機と角度計 → 点検・磨き → ガラスコーティング |
クラウン クロスオーバーの修理中にお使いになる車も、あわせてご相談ください。勝田レンタカーのレンタカー登録(わナンバー)の車は200台以上あり、同じクラウンの仲間のクラウンスポーツ(プラグインハイブリッド・4WD)もその1台です。車種は、ご加入の保険の内容と空き状況を確かめてからのご案内になります。
お引き取り|当社のドライバーが、お客様のもとへ
このクラウン クロスオーバーは、お客様のもとで当社のドライバーがお預かりし、工場まで運んでいます。ドライバーのチェックシートでは、車検証、お預かり証へのサイン、車の写真、車内の忘れ物、ETCカードの抜き忘れの5つの欄に、確認の印が付いています。
お預かり証の作業内容の欄には、フロントバンパー、フロントガラス、左右のフロントフェンダー、ルーフなどが書き出されています。あわせて、もともとコーティングが施工されていて、その保証書もあることを書き留めました。
入庫時の傷|前まわりに散らばる、小さな緑のテープ
工場に着いたその日の写真を見ると、黒い車体のあちこちに、小さく切った緑のマスキングテープが貼られています。どれも傷の場所を示す目印です。テープがいちばん多く集まっているのは前まわりで、ボンネットの先、フロントバンパー、ヘッドランプの上の縁、右のフロントフェンダーへと点々と並んでいます。
右前の角を、左の写真は少し離れて、右の写真は近づいて撮っています。ヘッドランプの上の縁やバンパーの角の面、ボンネットの先の曲がった所まで、テープが細かく散らばっているのが分かります。


入庫時の傷|ガラスとボンネット、ドアミラー、車体の後ろ寄りにも
傷は、塗装の面だけでなくフロントガラスにも付いていました。ガラスの面にも、塗装の面と同じように緑のテープが貼られています。ボンネットのテープを近くで見ると、テープのそばに白い小さな点が写っています。ドアミラーのカバーにも、テープが1枚貼られていました。下の写真は、フロントガラス、ボンネット、ドアミラーのカバーの順です。



別の写真では、車体の後ろ寄りと柱の部分も記録しています。左の写真は左側面の後ろ半分で、給油口のふたの上の左リヤクォーターにテープがあります。右の写真はフロントピラー(フロントガラスの横の柱)で、テープのまわりに白い小さな点が見えます。


分解|フロントバンパーを外し、前まわりを開ける
フロントバンパーを車体から取り外すと、前まわりの中が見えるようになります。左の写真は右前、右の写真は左前から見たところです。バンパーのなくなった前まわりには、白いタンクや配線、奥の黒い部品が見えています。ボンネットやフェンダーの緑のテープは、この時点でもまだ貼られたままです。


研ぎとパテ|パネルは全面を研ぎ、パテは傷の位置にだけ
塗り直すパネルは、塗る前に表面全体を研いで、つやを落とします。研いだボンネットは、光っていた黒がくすんだ色に変わり、その上に白っぽいパテが小さく点々とのっています。パテをのせたのは傷のあった位置だけで、面全体を厚く覆うような使い方はしていません。
左フロントフェンダーも全面が研がれていて、傷のあった所に白っぽいパテが1か所。ルーフは、前寄りに白っぽいパテが見えます。ルーフの後ろの端の写真では、リヤガラスが外されていて、ガラスの付いていた縁の奥に、車内の天井がのぞいています。下の写真は、ボンネット、左フロントフェンダー、ルーフの前寄り、リヤガラスを外したルーフの後ろの端の順です。




単体塗装|外したフロントバンパーを、スタンドの上で
車から外したフロントバンパーは、塗装ブースの中のスタンドに載せ、車体とは別に塗りました。細長い部品も、同じようにスタンドに載せて塗っています。
左の写真が塗る前で、バンパーの表面は研いでつやを消してあります。右の写真が塗ったあとで、同じ角の面にブースの照明が映り込んでいます。


ミラーカバー|グレーで届いた部品を、202の黒に
部品の伝票には、左右のドアミラーのカバーが載っています。届いたカバーは、車体の色ではなくグレーでした。左の写真はそのグレーのカバーを塗装ブースの台に立てたところ、右の写真は車体と同じ202で塗ったあとです。


マスキングと塗装|左リヤクォーターとルーフ
車体の塗装は、塗るパネルだけを外に出し、ほかを透明なビニールと紙で包むところから始めます。左リヤクォーターは、給油口のふたの面も一緒に出しました。リヤドアや後ろの窓はビニールで覆い、パネルの境目に沿って緑のテープを貼っています。左の写真が塗る前、右の写真が塗ったあとで、つやの消えていた面に、ブースの天井の照明が並んで映っています。


ルーフも表面全体を研いで、つやを消してあります。窓のまわりと、車体の側面との境目にはテープを貼りました。左の写真が塗る前のルーフ、右の写真が、塗り終えたあとを同じ向きから撮ったものです。


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マスキングと塗装|左右のフロントフェンダーと右フロントドア
左フロントフェンダーは、フロントガラスとタイヤをビニールで覆い、となりの左フロントドアもビニールの中に入れて、塗る範囲から外しています。左の写真は塗る前、右の写真は塗り終えたところです。


右側は、右フロントドアと右フロントフェンダーを続けて出しました。ドアミラーは本体を外し、取り付け部分をテープで覆っています。ドアとフェンダーの合わせ目には、細い線のテープが通っています。左の写真が塗る前、右の写真が塗ったあとで、ドアからフェンダーまでがひと続きのつやになりました。


塗装|ボンネットに映る、ブースの天井の格子
ボンネットも全面を研いだうえで、202の黒をのせて仕上げました。塗り終えた面には、塗装ブースの天井の照明の枠が、格子の形のまま映り込んでいます。
今回塗り直したパネルは、どれも全面を研いでから、同じブースの中で塗り上げています。

ガラスの交換|フロントガラスは、ガラスの専門店が純正品に
傷の付いたフロントガラスは、ガラスごと取り替えています。この作業はガラスの専門店によるもので、その納品書には、フロントガラス(純正品)の交換、ガラスの下の部品(カウルルーバー)の脱着、カメラ機能の確認調整、それにリヤガラスの脱着が載っています。
左の写真は、フロントガラスを外したクロスオーバーです。写真の右寄りの台には新しいガラスが載り、手前の床には外したガラスが置かれています。右の写真は新しいフロントガラスが付いたところで、ガラスを押さえるテープがまだ貼られています。前まわりの部品は、この時点ではまだ外したままです。


組み付け|伝票の部品と、塗り終えたミラーカバー
ガラスが入ったあとは、外していた部品を戻しながら、伝票にある部品に替えていきます。部品の伝票には、左右のヘッドランプユニット、ラジエータグリル、フロントバンパーのモールとエンブレム、デイタイムランニングライト、右フロントドアのベルトモールなどが並んでいます。
下の写真は、取り外した元のミラーカバー(緑のテープが付いたまま)、床に置いた外したヘッドランプ、202で塗り終えたミラーカバーの順です。



組み上がり|正面と、元に戻ったリヤガラス
部品をすべて組み付けたあと、全体を写真に残しました。左の写真は正面で、ヘッドランプやグリルまわりの部品がそろい、お預かりのときにテープが並んでいたボンネットとバンパーには、傷の印はもうありません。右の写真は、後ろの高い位置から見たリヤガラスとその下のトランクで、外していたリヤガラスが元の位置に戻っています。磨きとコーティングは、このあとの作業です。


診断機と角度計|システムの一覧と、前まわりの角度
前まわりが組み上がったあと、車には診断機も接続しました。写っているのは「システムと機能」の画面で、車の情報の欄には「クラウンHEV」「AZSH35」と表示されています。略号の入った箱は緑と灰色の2色で、凡例の赤(異常)に当たる箱はありません。
数分後に撮った画面では、「ECU校正」の窓が開き、「ECU校正が完了しました」と出ています。デジタルの角度計は、前まわりの取付部に軸を当てて数字を読んでいます。載せた写真の表示は89.8°で、ほかに撮った5枚の表示は85.9°から88.1°のあいだです。下の写真は、システムの箱の図、89.8°を示す角度計、校正完了の小窓の順に並べています。



点検と磨き|白い丸の印を付けてから、ポリッシャーで
仕上げに入る前に、塗り直した面をもう一度見ています。ルーフの写真では、塗装の面のところどころに白い線で小さな丸が書き込まれています。点検で付けた印で、このあとポリッシャーで磨きをかけました。
ルーフは踏み台に乗って上から、左リヤクォーターは窓の下の縁やホイールのアーチ、テールランプのまわりをテープで区切ってから磨いています。下の写真は、白い丸の印が付いたルーフ、ルーフを磨くところ、左リヤクォーターを磨くところの順です。



ガラスコーティング|コーティング「有」の車に、塗装のあとで
お預かり証のコーティングの欄には「有」の丸があり、このクロスオーバーはもともとコーティングが施工された車でした。塗装と磨きのあとは、当社でガラスコーティングをかけています。
ホイールのアーチやテールランプのまわりはテープで区切り、ルーフ、ボンネット、フェンダー、ドア、左リヤクォーターに、コーティング剤を手で塗り広げました。左の写真はボンネット、右の写真は左リヤクォーターの作業です。


塗装のあと、いつ・どこまでコーティングをかけられるかは、塗った面の状態やお車ごとに異なります。お車を拝見してからご説明します。
職人の技|小さな傷の数だけ、手順を重ねる
このクロスオーバーの写真と書類に残っている手順のうち、仕上がりを左右する所を6つ取り上げます。
① 傷の位置を、テープで一つずつ 前まわりからフロントガラス、ルーフ、ドアミラー、左リヤクォーターまで、傷のある所に緑のテープを貼って写真に残しています(入庫時の傷の写真)。
② パテは小さく、研ぎはパネル全体 パテをのせたのは傷の位置だけで、パネルは表面全体を研いでから塗っています(研ぎとパテの写真)。
③ 車体と別に塗れるものは、別に塗る フロントバンパーは車から外してスタンドの上で、細長い部品も同じようにスタンドの上で、グレーで届いたミラーカバーは車に付ける前に台に立てて塗りました。右側のドアミラーは本体を外し、取り付け部分をテープで覆っています(単体塗装・ミラーカバー・マスキングの写真)。
④ ルーフは、リヤガラスを外した状態で塗装 ルーフを塗る前の写真では、リヤガラスが外されていて、組み上がりの写真では元に戻っています。ガラスの脱着そのものは、ガラスの専門店の納品書に載っている作業です(研ぎとパテ・組み上がりの写真)。
⑤ 塗ったあとに点検し、印を付けて磨く ルーフの塗装の面に白い丸の印を付け、そのあとポリッシャーで磨いています(点検と磨きの写真)。
⑥ 最後に、システムの図と角度の数字 診断機のシステムの図と「ECU校正が完了しました」の窓、角度計の表示を、写真に残しています(診断機と角度計の写真)。
職人の想い|散らばった小さな傷を、一つずつ拾い上げる
今回の傷は一つ一つが小さい代わりに、ボンネットからルーフ、ドアミラー、後ろのクォーターまで、車のあちこちに散らばっていました。小さな傷ほど見落としやすいので、入庫のときに傷ごとにテープで印を付け、その位置ごとに下地を整えてから、パネルごとに塗り直しています。
修理中の代車|クラウン クロスオーバーからの乗り換えに
修理のあいだにお乗りいただく車の候補として、勝田レンタカーでは、同じクラウンのクラウンスポーツ(プラグインハイブリッド・4WD)、セダンのレクサスIS 300hと現行のベンツCクラス、人数の多いときに向く40系のアルファード エグゼクティブラウンジなどをそろえています。
当社ではレンタカー登録(わナンバー)の車両を200台以上保有しています。乗る人数や普段の使い方をお聞きして、空き状況を確認しながらご案内します。
ご用意できる車種は、保険の内容・事故の状況・空き状況によって変わります。特定の車種を必ずご用意できるとは申し上げられませんので、まずはご相談ください。
勝田レンタカーの事故代車ラインナップ例




クラウンスポーツ プラグインハイブリッド4WDの代車ページへ
レクサスIS 300h バージョンL(令和4年式)の代車ページへ
現行ベンツCクラス アバンギャルド(W206)の代車ページへ
令和7年式 40系アルファード エグゼクティブラウンジ ハイブリッド4WDを見る
まとめ|飛来物の小さな傷を、パネルごとの塗装とコーティングで
今回のクラウン クロスオーバーは、工事現場から飛んできた物で付いた細かい傷の位置に印を付け、傷の所にだけ小さくパテをのせたうえで、ルーフ・ボンネット・左右のフロントフェンダー・右フロントドア・左リヤクォーターを202で塗り直し、車から外したフロントバンパーと、グレーで届いたミラーカバーも塗って組み付けた保険修理の事例です。フロントガラスはガラスの専門店が純正品に交換し、仕上げに磨きとガラスコーティングをかけました。
小さな傷がいくつもあるときは、どのパネルをどこからどこまで塗るかを決めることが修理の中心になります。ケービーエスでは、ガラスの専門店によるガラスの交換や部品の取り寄せも含めて、ひとつの修理として段取りを組んでいます。
保険を使う修理や、お引き取りのご相談も承ります。お気軽にお問い合わせください。
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修理のご相談
よくある質問
- 工事現場から飛んできた物で、車に小さな傷がたくさん付きました。傷の所だけ直せますか?
- 傷の数と場所によって変わります。今回のクラウン クロスオーバーでは、傷の一つ一つに緑のテープで印を付け、パテは傷の位置にだけ小さくのせました。そのうえで、ルーフ・ボンネット・左右のフロントフェンダー・右フロントドア・左リヤクォーターは、表面全体を研いでからパネルごとに塗っています。どこまで塗るかは、傷の位置を拝見してからご説明します。
- クラウン クロスオーバーのルーフ(屋根)を塗るとき、リヤガラスはどうしますか?
- 今回のクラウン クロスオーバーでは、ルーフを塗る前の写真でリヤガラスが外されていて、組み上がったあとの写真では元の位置に戻っています。ガラスの専門店の納品書にも、リヤガラスの脱着が載っています。ガラスを外すかどうかは、車種と塗る範囲によって変わります。
- フロントガラスに付いた傷も、車体の板金塗装と一緒に相談できますか?
- ご相談いただけます。今回のクラウン クロスオーバーでは、フロントガラスの交換をガラスの専門店が行い、納品書のとおり純正品のガラスに替えて、カメラ機能の確認調整もしています。車体の塗装と部品の組み付けは当社で行いました。ガラスの傷み方によって、交換になるかどうかは変わります。
- コーティングをしてある車を塗装したあと、コーティングはかけ直してもらえますか?
- このクラウン クロスオーバーは、お預かり証のコーティングの欄で「有」に丸が付いていた車でした。塗装のあとは磨きをかけ、ルーフ・ボンネット・フェンダー・ドア・左リヤクォーターに、当社でガラスコーティングを手で施工しています。かけ直す時期と範囲は、塗り直したパネルを拝見してからお伝えします。
- 修理中の代車は借りられますか?
- ご相談いただけます。当社はレンタカー登録(わナンバー)の車両を200台以上保有しており、乗る人数や普段の使い方をお聞きしてご案内します。ご用意できる車種は、保険の内容・事故の状況・空き状況によって変わるため、特定の車種を必ずご用意できるとは申し上げられません。