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40系ヴェルファイアの屋根|シャークアンテナの取付部を整え、ルーフ1枚を089で塗装【横浜市都筑区】

お引き取りにうかがった先で撮った、白の40系ヴェルファイア(ハイブリッド)。傷のあったシャークアンテナはルーフの後ろ寄りにあり、この角度からは見えません。

横浜市都筑区の株式会社ケービーエスで、40系ヴェルファイア(ハイブリッド)のルーフにあるシャークアンテナの取付部を整え、ルーフ1枚をカラー番号089で塗装しました。アンテナを外した取付部のまわりは鉄板が出るまで研ぎ、パテを3回に分けて面をそろえてから、塗装ブースで屋根を縁から縁まで塗っています。

お車は令和6年6月に初度登録された、型式6AA-AAHH40Wのハイブリッド車です。保険修理としてお預かりし、お車は当社のスタッフが引き取りにうかがっています。お預かり証の作業内容の欄には「ルーフアンテナ BP」と書かれています。BPは、板金塗装を指して修理工場でよく使われる略し方(Body & Paint)です。

傷があったのは、屋根の後ろ寄りに付いているシャークアンテナのカバーです。この事例では、アンテナを外してからルーフの塗装を終えるまでの手順を、写真の順にくわしくご紹介します。

項目内容
車種トヨタ ヴェルファイア(40系・ハイブリッド)
型式6AA-AAHH40W(原動機 A25A/2.48L/乗車定員7人)
登録令和6年6月(初度登録)
カラー089 プラチナホワイトパールマイカ(3コートパール)※色番号はコーションプレートのCOLOR欄で確認
ご依頼保険修理(お車は当社のスタッフがお引き取り)
損傷箇所ルーフの後ろ寄りに付いたシャークアンテナのカバー(角の黒いこすれ跡と、まわりのすり傷)
修理方法アンテナを取り外し → 取付部のまわりを鉄板が出るまで研ぐ → パテを3回(付けては研ぐ) → 紙で囲んでサフェーサー → ルーフ1枚を塗装
取り寄せた部品(部品の伝票より)テレホン アンテナ(1個)/アンテナ アウターカバーキット(1個) ※お預かり証のリサイクルパーツの欄は「不可」
塗装ルーフ1枚(ガラス部分2か所のまわりと、ルーフの前後・左右の縁を細いテープで見切り、その内側をすべて)
クリヤー日本ペイント nax イージス(3:1)グリフィスクリヤー(耐スリ傷タイプ)
工程お引き取り → 傷の確認とアンテナの保護 → 部品の手配 → 車内の天井側も開けてアンテナを外す → 研ぎ → パテ3回と研ぎ → マスキング・サフェーサー → 塗装ブースで車全体を養生・見切り → 塗装

ヴェルファイアと同じ3列シートのミニバンを、修理のあいだの足にすることもできます。勝田レンタカーが持つ200台以上のレンタカー登録(わナンバー)の車には、30系アルファードのハイブリッドや、令和7年式の40系アルファード エグゼクティブも入っています。どの車をお出しできるかは、その時の空き具合と、保険のご契約の中身を照らし合わせてからのご案内です。

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お預かり|お引き取りの先で、まず全体とアンテナを撮る

お預かり証の依頼元の欄には保険会社が記入され、引取り担当の欄にも記入があります。当社のスタッフがお客様のもとへうかがい、その場で車の全体とアンテナを写真に残してから、お車をお預かりしました。見出しの写真は、そのお引き取りの先で撮った1枚です。

お預かり証のご要望の欄に書かれていたのは「ルーフアンテナの修理」。図の中では、屋根の所に丸印が付いています。中古部品(リサイクルパーツ)を使ってよいかを確かめる欄は、「不可」に丸が付いていました。

損傷|シャークアンテナのカバーに、黒いこすれ跡とすり傷

シャークアンテナは、サメの背びれのような形をした屋根の上のアンテナです。このヴェルファイアでは、ルーフのいちばん後ろ寄り、バックドアとの境目の少し手前に付いています。

左の写真は、工場に入れてから後ろを撮ったものです。足もとに目盛りの付いた棒を立てていて、VELLFIREの文字の上、屋根のふちの向こうにアンテナの先がのぞいています。右の写真はアンテナのカバーの寄りで、根元に近い角に黒いこすれ跡が付き、まわりの白い塗装にも細かなすり傷が入っていました。緑のテープは、傷の場所を示す印です。

左の写真は、同じアンテナを屋根の高さまで低く構えて撮ったもので、横に置いてあるのは外したビニールです。右の写真は、傷を確かめたあとのアンテナです。作業に入るまでのあいだ、アンテナはビニールで包み、まわりを緑のテープで屋根に留めて覆っておきました。

部品の手配|テレホンアンテナとアウターカバーを取り寄せ

部品の売上伝票には、テレホン アンテナとアンテナ アウターカバーキットが1個ずつ並んでいます。品名は伝票に書かれたとおりで、アウターカバーは、アンテナの外側にかぶせる覆いの部品です。どちらも部品商から新しく取り寄せました。

お預かり証で中古部品の利用が「不可」になっていたとおり、伝票に載っているのは新しい部品だけです。この伝票は、ルーフの作業に入る前に出ています。

取り外し|車内の天井側も開けて、アンテナを外す

ルーフの作業は、アンテナを外すところから始まります。アンテナを外したときの車内の写真では、天井の内張りの後ろ寄りに四角い口が開き、そこから配線が垂れ下がっています。前寄りの天井も中央のパネルが外れ、中の部品や配線がのぞいていました。

屋根の上では、アンテナのなくなった所に四角い穴が開き、そのまわりに台座が載っていた形の線が残っています。下の写真は、車内の天井、アンテナを外したルーフ全体、取付部の寄りの順です。

アンテナを外したルーフ全体の写真で、奥に見える2つの黒い四角は、ルーフのガラス部分です。このあとの塗装では、このガラス部分のまわりもテープで見切ることになります。

研ぎ|取付部のまわりを、鉄板が出るまで研ぐ

アンテナを外したあとは、取付部のまわりの塗装を研ぎ落としました。中心の近くで明るい灰色に光っている所が、塗装の下から出てきた鉄板です。そのまわりには黒っぽい輪が残り、さらに外側は、元の塗装の表面を薄く研いでつやを消してあります。

研いだ所と元の塗装の境目は、いきなり段にならないよう、外へ向かって何段かに分けてなだらかに研いであります。手前の屋根とバックドアの境目には、緑のテープを何枚も重ねて貼り、すき間をふさいでいます。

パテ|3回に分けて、回ごとに広く薄く

研いだ所には、クリーム色のパテを付けて面を整えます。パテは、研いだ面の低い所を埋め、まわりの塗装と高さをそろえるための材料で、固まってから研いで形を出します。今回は1回で終わらせず、付けては研ぐ作業を3回くり返しました。

左の写真が1回目のパテです。取付部の穴を囲むように付けてあり、表面にはヘラの筋が残っています。右の写真は、そのパテを研いだあとです。なめらかになったクリーム色のまわりに、黒い粉(研ぎ残しを見つけるための粉とみられる)が三日月の形に残っています。研ぐ範囲の左右には縦に緑のテープを貼って区切り、取付部の穴もテープでふさいであります。

左の写真の2回目は、1回目よりひと回り広く、四角い形に付けています。右の写真はそれを研いだあとで、ふちには黒い粉がわずかに残っています。少し離れた所には「キズ」と書いた小さなテープも貼られ、別の傷の場所にも印が付けてあります。

3回目は、ルーフに前後に走る2本の筋のあいだを、長方形に埋めるように付けました。2回目よりさらに広く、そして薄く延ばしています。パテのふちを少しずつ外へ広げていくと、パテと元の塗装との境目は、なだらかにつながりやすくなります。

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下地|紙で囲み、サフェーサーを吹く

3回目のパテを研ぎ終えたら、ルーフの後ろ寄りをマスキングの紙で囲みました。左の写真の囲みの中には、クリーム色のパテと黒い粉、そのまわりの研いでつやを消した面が見えています。右の写真は、囲みの中にサフェーサーを吹いたところです。パテも元の塗装も、薄い灰白色の一色にそろい、吹いたばかりの表面はぬれたように光っています。サフェーサーは、パテと元の塗装の上にひと続きの下地をつくり、その上に塗る色をのせやすくするための塗料です。

塗装の準備|ブースで車全体を覆い、ルーフだけを出す

塗装は、天井一面にフィルターが並ぶ塗装ブースで行いました。車は全体を透明なビニールで包み、ルーフの面だけを外に出しています。ナンバーの付いた後ろも、ドアも窓も、ビニールの下です。

左の写真は、斜め後ろから見た塗る前の様子です。右の写真はルーフの面の寄りで、入庫のときのような強いつやはなく、全体が落ち着いた面になっています。塗装の前に表面を細かく研いでおく下準備(足付け)を終えた面とみられます。取付部の穴も、この面の中に見えています。

見切り|ガラス部分とルーフの縁に細いテープ

塗る範囲の境目は、細いテープで決めました。左の写真では、ルーフのガラス部分2か所のまわりに細いテープが縁どりのように貼られ、ルーフの横の縁にも緑のテープが前から後ろまで続いています。右の写真は後ろから見たルーフ全体で、バックドアとの境目と左右の縁がテープで囲まれています。テープの内側に入っているのは、ルーフの面のすべてです。塗る範囲を取付部のまわりだけに区切らず、ルーフ1枚を縁から縁まで塗るための見切りになっています。

塗装|089の白を、ルーフ1枚に縁から縁まで

塗った色の番号は089です。車体に貼られたコーションプレート(型式や色番号が書かれたラベル)の、COLORの欄で読み取りました。

色の上に重ねる透明の層、クリヤーの缶を写したのが左の写真です。缶のラベルに書かれた品名は、日本ペイントのnax イージス(3:1)グリフィスクリヤーです。日本ペイントの製品案内では、特殊な耐スリ傷樹脂による硬い表面と、傷を修復する働きの2つをあわせ持つ、耐スリ傷タイプのクリヤーとして紹介されています。右の写真は、塗り終えたルーフです。見切りの段の後ろからの写真と同じ位置で撮っていて、テープの内側の面が、塗装ブースの照明をくっきり映すつやに変わりました。

前側にまわると、フロントガラスの上の縁までテープで見切った内側に、ルーフの面いっぱいのつやが続いています。ガラス部分のまわりの細いテープのきわまで、同じ白で塗られています。

3コートパール|白の上にパールを重ねる089

089は、3コートパールと呼ばれる白です。いちばん下に白の色の層、その上に光をはね返す細かなパールを含んだ半透明の層、いちばん上にクリヤーと、3つの層を順に塗り重ねて仕上げます。

気をつかうのは、まん中のパールの層です。パールを吹き重ねる回数や、スプレーガンを動かす速さ、面からの距離が少し変わるだけで、白の明るさや光り方に差が出ます。ひとつの面の中で吹き方がばらつくと、見る角度によって明るい所と暗い所がまだらに見える「パールのむら」になります。

今回のヴェルファイアでは、傷のあったアンテナの取付部のまわりだけを塗るのではなく、ガラス部分とルーフの縁をテープで見切ったうえで、ルーフ1枚を縁から縁まで塗りました。ルーフの面の中に、塗った所と塗っていない所の境目はありません。塗り終えたルーフを斜め前から見ると、ガラス部分のまわりから縁のテープまで、照明の映り込みが同じ調子で続いています。

職人の技|天井側も開け、3回のパテと見切りで仕上げる

どこに手間をかけたのかを、写真の順に6つ挙げます。

① アンテナは、車内の天井側も開けて外す アンテナを外したときの車内は、天井の内張りの後ろ寄りに口が開き、前寄りの天井のパネルも外れた状態です(取り外しの写真)。外したあとの屋根には、四角い穴と台座の跡だけが残っています。

② 研ぐ範囲と境目を、テープで区切る 1回目のパテを研ぐときは範囲の左右に縦のテープを貼り、屋根とバックドアの境目には、研ぎからパテの最後まで、テープを重ねてすき間をふさいでいます(研ぎとパテの写真)。

③ パテは3回、少しずつ広く薄く 1回目は取付部のまわり、2回目は四角く広げ、3回目はルーフの2本の筋のあいだを長方形に埋めるように付けています(パテの写真)。

④ 研いだ面に、毎回黒い粉の跡 パテを研いだあとの面には、1回目にも2回目にも黒い粉の跡が残り、サフェーサーの前の紙の囲みの中にも、その跡が見えます(パテと下地の写真)。

⑤ 見切りのテープは、ガラスと縁のきわに 塗装ブースでは、ルーフのガラス部分2か所のまわりと、ルーフの前後・左右の縁に細いテープを貼り、その内側をすべて塗っています(見切りと塗装の写真)。

⑥ 塗る前とあとを、同じ角度で残す 後ろから見たルーフは、塗る前と塗ったあとを同じ位置から撮っています。つやの変わり方は、見切りの段と塗装の段の写真で見比べられます。

職人の想い|目の届かない屋根の上も、手順は省かない

背の高いヴェルファイアの屋根は、車のそばに立っても目の高さからはほとんど見えない場所です。それでもこの修理では、パテを3回に分けて少しずつ重ね、パールの白はルーフ1枚を縁から縁まで塗り上げました。人の目に触れにくい所ほど手順を省かずに仕上げることを、ケービーエスの板金塗装では大切にしています。

修理中の代車|3列シートのアルファードや、クラウンスポーツも

ヴェルファイアと同じ3列シートで選ぶなら、勝田レンタカーには30系アルファードのエグゼクティブ(ハイブリッド)や、令和7年式の40系アルファード エグゼクティブ(ハイブリッド・4WD・モデリスタのフルエアロ)があります。2列のシートで足りるときは、クラウンスポーツのプラグインハイブリッドも候補になります。

当社ではレンタカー登録(わナンバー)の車両を200台以上保有しています。乗る人数や普段の使い方をお聞きして、空き状況を確認しながらご案内します。

ご用意できる車種は、保険の内容・事故の状況・空き状況によって変わります。特定の車種を必ずご用意できるとは申し上げられませんので、まずはご相談ください。

勝田レンタカー|アルファードとクラウンスポーツの代車の例

30系アルファード ハイブリッド4WD(黒)の貸出車両を見る

40系アルファード エグゼクティブラウンジ ハイブリッド4WDの代車を見る

クラウンスポーツ プラグインハイブリッド4WDの事故代車を見る

修理中に借りられる車(レンタカー・代車)を見る

まとめ|ヴェルファイアの屋根のアンテナまわりを、ルーフ1枚の塗装で

今回の40系ヴェルファイアは、シャークアンテナを外した取付部のまわりを鉄板まで研ぎ、パテを3回に分けて整えてから、ルーフ1枚を089で塗り上げた保険修理の事例です。新しいテレホン アンテナとアンテナ アウターカバーキットも、部品商から取り寄せています。

屋根の上のアンテナのような小さな部品の傷でも、外して下の面を確かめてみると、研ぎやパテ、塗装の範囲まで考える修理になることがあります。横浜市都筑区の株式会社ケービーエスでは、外したあとの面の状態を写真に残しながら作業を進めています。

屋根の上の傷は、ご自身ではなかなか見えにくいものです。気になる所があれば、スマートフォンで撮った写真からでもご相談ください。保険を使うときの進め方や、修理のあいだの車のことも、あわせてお答えします。どうぞお気軽にお声がけください。

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よくある質問

ヴェルファイアのシャークアンテナに傷がつきました。アンテナだけの交換で済みますか?
傷の場所と、まわりの屋根の状態によって変わります。今回の40系ヴェルファイアでは、アンテナのカバーの角に黒いこすれ跡とすり傷があり、アンテナを外して取付部のまわりを鉄板まで研ぎ、パテを3回に分けて整えてから、ルーフ1枚を塗装しました。部品の伝票では、テレホン アンテナとアンテナ アウターカバーキットを新しく取り寄せています。どこまで直すかは、アンテナを外して下の面を確かめてから決めます。
ヴェルファイアの白(089)のルーフは、アンテナのまわりだけ塗ったのですか?
今回のヴェルファイアでは、取付部のまわりだけでなく、ガラス部分とルーフの縁を細いテープで見切って、ルーフ1枚を縁から縁まで塗りました。089は、白の層の上にパールの層とクリヤーを重ねる3コートパールの白です。どこまで塗るかは、傷の位置や広がりを拝見してから決めます。
屋根のアンテナの修理でも、車を取りに来てもらえますか?
今回のヴェルファイアは保険修理で、お預かり証の引取り担当の欄に記入があり、当社のスタッフがお客様のもとへ引き取りにうかがいました。お引き取りにうかがえる場合がありますが、対応できる場所や日時はお車の状況によって変わります。お電話でご確認ください。
ルーフの塗装には、どんなクリヤーを使いましたか?
今回の40系ヴェルファイアでは、日本ペイントの「nax イージス(3:1)グリフィスクリヤー」を使いました。メーカーの製品案内では、特殊な耐スリ傷樹脂による硬い表面と、傷を修復する働きを持つ耐スリ傷タイプのクリヤーとされています。使うクリヤーは、お車や修理の内容に合わせて選びます。
修理中の代車は借りられますか?
ご相談いただけます。当社はレンタカー登録(わナンバー)の車両を200台以上保有しており、乗る人数や普段の使い方をお聞きしてご案内します。ご用意できる車種は、保険の内容・事故の状況・空き状況によって変わるため、特定の車種を必ずご用意できるとは申し上げられません。

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