横浜市都筑区の株式会社ケービーエスに入庫したメルセデス・ベンツCクラス(W205)C200は、樹脂のリヤバンパーを取り替えず、今のバンパーを直して使っています。左のマフラーの出口の上にあったへこみと、角の下側の擦り傷を、バンパーを車から外して整え、775(シルバー)で塗装しています。
ご依頼はケービーエスのホームページを見てのもので、お車は平成27年1月登録のセダンです。着工見積書の作業の行は、「Rrバンパカバー」の脱着と修理、そして「エラー」の消去です。取り替えの行はなく、取り替えた部品はありません。

リヤバンパーの傷は、形のちがう2種類です。ひとつは、マフラーの出口の上の面に入った、くの字の線のようなへこみ。もうひとつは、角の下側に入った白い線のような擦り傷と、縁のゆがみです。どちらも、車から外したバンパーの上で研ぎ・パテ・サフェーサーまで進め、塗装ブースで塗り上げました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 車種 | メルセデス・ベンツ Cクラス(W205)C200(RBA-205042・ガソリン1.99L・セダン・5人乗り) |
| 登録 | 平成27年1月 |
| カラー | 775(シルバー)※Bピラーのラベルで確認 |
| ご相談 | ホームページを見てご依頼 |
| 損傷箇所 | リヤバンパー(左のマフラーの出口の上のへこみ/角の下側の擦り傷と縁のゆがみ) |
| 修理方法 | リヤバンパーを車から外し、研ぎ → パテ → サフェーサー(交換なし) |
| 交換部品 | なし(着工見積書に交換の記載なし) |
| 塗装 | 外したリヤバンパーを、塗装ブースで単体で(775) |
| 修理後の確認 | 診断機(着工見積書の「エラー 消去」) |
| 工程 | 入庫・損傷の確認 → リヤバンパーの取り外し → 研ぎ → パテ → パテ研ぎ・マスキング → サフェーサー → 塗装ブースで塗装 → 取り付け → 完成 → 診断機 |
輸入車のセダンを修理に出しているあいだに乗る車も、あわせてご相談ください。勝田レンタカーの車両はすべてレンタカー登録(わナンバー)で、200台以上。現行型のCクラス アバンギャルド(W206)や、BMW 320i Mスポーツのようなセダンもあります。空き状況と修理の内容をうかがったうえで、お貸しできる車をお伝えします。
ホームページを見てケービーエスへ|C200のリヤバンパーのご相談
このCクラスは、当社のホームページをご覧になってのご依頼です。リヤバンパーは樹脂(プラスチック)でできた部品で、傷の場所や深さ、形のくずれ方によって、取り替えるか、今のバンパーを直すかの判断が分かれます。
今回は、着工見積書の作業の行が「脱着」「修理」「エラー消去」で、バンパーを取り替える行はありません。いま付いているバンパーを外して直し、塗り直してから車に戻す進め方です。
損傷|左のマフラーの出口の上に、くの字のへこみ
入庫の日に、まず傷を近くから撮りました。左のマフラーの出口と黒い網の部品のすぐ上で、バンパーの面がくの字の線を描くようにへこんでいます。面に映り込んだ景色が、その線のところでゆがんで見えます。

左の写真は左後ろから、右の写真は右後ろから見たところです。左後ろからは、マフラーの上に小さなへこみが見えます。


取り外し|リヤバンパーを外して、角の下側を見る
作業は、見積書の「Rrバンパカバー 脱着」のとおり、リヤバンパーを車から外すところから始めました。外したバンパーを下からのぞくと、角の下側の傷みがはっきり写っています。
左の写真はバンパーを外したあとの車の後ろ、右の写真は外したバンパーの角を下から見たところです。角の下の面には白い線のような擦り傷が何本も走り、角の縁はゆがんでいます。


研ぎ|へこみの面と角の縁の艶を落とす
外したバンパーは台に載せ、へこみのあった面と、擦り傷の入った角の下の縁を研いで、塗装の艶を落としました。研ぐのは、擦り傷の段差をならすためと、このあと付けるパテが表面にしっかり付くようにするためです。
左の写真はバンパーの左側で、面の一部が艶を失い、くもったように見えるのが研いだ範囲です。右の写真は角を立てて置いたところで、下の縁に研いだ跡が残っています。


パテ|傷のあった所だけにクリーム色のパテ
研いだ所にはクリーム色のパテを付け、固まってから研いで平らにします。付けたのは、面のへこみの範囲と、角の下の縁だけでした。
下の写真は、面のへこみに付けたパテ、角の下の縁で研ぎ上げたパテ、角を紙で覆って下の縁だけを出したところの順です。1枚目は写真がぶれていますが、紙で両側を覆った真ん中に、クリーム色のパテが見えます。



サフェーサー|紙で囲った補修の所だけを灰色に
パテを研ぎ終えたら、塗らない所を紙と緑のテープで覆い、サフェーサーを吹きます。サフェーサーは、パテと元の塗装の上にかける灰色の下地の塗料です。細かな研ぎ跡を埋め、上に塗る色の土台になります。
下の写真は、面のへこみのまわり、紙で覆った角の下の縁、紙のない角の下の縁の順です。灰色になっているのは補修した所とそのまわりだけで、紙に付いた灰色が、吹いた範囲の境になっています。3枚目では、灰色がまわりの銀色へ向かって薄くなっていき、センサーの穴は空いたままです。



同じような損傷でお困りですか?☎ 045-592-1040LINEで相談見積りを相談
塗装ブース|塗る前の、外したバンパー
バンパーは車から外したまま、ホコリを嫌う塗装ブースに運びました。床は格子で、壁はビニールで覆われています。台に載せたバンパーは、灰色の下地が見える状態で塗装を待っています。
左の写真は角の下の縁、右の写真はへこみのあった面です。どちらも、サフェーサーの灰色がまだ見えている塗る前の状態です。


塗装|775のシルバーで塗り上げる
色は、Bピラー(前後のドアのあいだの柱)のラベルにある番号775のシルバーです。バンパーは台に載せたまま、ブースの中で塗り上げました。
塗り上がったバンパーには、ブースの照明が面に沿って映り込んでいます。角のくぼみも、センサーの穴のまわりも、同じシルバーの艶です。

塗装後|塗る前と同じ向きから見くらべる
塗る前の写真と同じ向きから撮った、塗ったあとの写真です。左の写真は角の下の縁、右の写真はへこみのあった面で、灰色だった所がまわりと同じシルバーになりました。


完成|C200のエンブレムの下に戻ったリヤバンパー
塗装を終えたリヤバンパーを車に取り付けた、完成の写真です。左後ろから見ると、C200のエンブレムと左のテールランプの下に、バンパーが元どおりに収まっています。
へこみのあったマフラーの上の面には、まわりの草木がなめらかに映り込んでいます。外していたセンサーと黒い部品も、元の位置に戻りました。

診断機|見積書の「エラー消去」にあたる確認
見積書の作業の行には「エラー 消去」があります。バンパーを取り付けたC200に診断機をつなぎ、メルセデス・ベンツ用の「システムと機能」の画面で、システムの全体図(トポロジー)を表示しました。
画面の凡例では、緑が「正常」、赤が「異常」です。指で隠れていない範囲には緑の箱と灰色の箱が並び、赤で示される「異常」の箱は見当たりません。

職人の技|樹脂のバンパーを、外して、絞って、確かめる
このC200の修理で、写真と見積書から読み取れる段取りを5つにまとめます。
1. 外して、角を立てて作業する バンパーは車から外して台に載せ、擦り傷のあった角は立てて置いています。研ぎとパテの写真では、その角の下の縁がカメラの正面に来ています。角の下側は、車に付いた状態では下を向く面です。
2. 部品を付けずに塗る 塗装後の写真では、センサーの丸い穴が空いたままで、マフラーまわりの黒い網の部品も付いていません。部品には塗料がかからず、穴のふちまで同じシルバーがのっています。完成の写真では、どちらも元の位置に戻っています。
3. パテは傷の範囲に絞る クリーム色のパテは、面のへこみと角の下の縁にだけ付いています。バンパーの広い範囲に塗り広げず、傷のあった所だけを埋めています。
4. 下地は紙で囲った中に サフェーサーは、塗らない所を紙と緑のテープで覆ってから吹いています。補修した所とそのまわりにだけ灰色がのっています。紙のない角の下の縁の写真では、灰色がまわりの銀色へ向かって薄くなっています。
5. 最後は画面で確かめる 外装の修理ですが、見積書には「エラー 消去」の1行がありました。バンパーを取り付けたあと、診断機の画面でシステムの表示を確かめています。
修理中の代車|セダンにお乗りの方へ、近い大きさのセダンも
このC200は、車検証で長さ471cm・幅181cmの5人乗りのセダンです。勝田レンタカーには、全長4,720mm・全幅1,825mmのBMW 320i Mスポーツや、長さ488cm・幅184cmのカムリ ハイブリッドなど、近い大きさのセダンがあります。同じCクラスの現行型(W206)のアバンギャルドも保有しています。
当社ではレンタカー登録(わナンバー)の車両を200台以上保有しています。乗る人数や普段の使い方をお聞きして、空き状況を確認しながらご案内します。
ご用意できる車種は、保険の内容・事故の状況・空き状況によって変わります。特定の車種を必ずご用意できるとは申し上げられませんので、まずはご相談ください。
勝田レンタカー|事故代車のラインナップ例




レクサスNX450h+ PHEV 4WD(モデリスタのエアロ付き)を見る
まとめ|交換の前に、直せる傷かを確かめる
今回のベンツCクラス(W205)C200は、リヤバンパーの、左のマフラーの上のへこみと角の下の擦り傷を、バンパーを外して研ぎ・パテ・サフェーサーで整え、775のシルバーで塗装した事例です。取り替えた部品はなく、取り付けたあとに診断機の画面まで確かめました。
横浜市都筑区の株式会社ケービーエスでは、ベンツをはじめとした輸入車の樹脂バンパーも、傷の場所と深さを見て、直すか取り替えるかをご説明します。修理中の移動手段についても、あわせてお聞きします。
まずは、傷の場所が分かる写真を何枚かお送りいただくだけでもかまいません。お気軽にお問い合わせください。
あわせて読みたいブログ
バンパーにセンサーやカメラが付いていると、修理は変わりますか?
あわせて見たい修理事例
同じCクラス(W205)・775シルバー|左フロントドアのへこみを板金
ベンツGLC(W253)|リヤバンパーの板金塗装とセンサーの脱着
修理のご相談
ホームページからのご依頼に感謝します
数ある工場のなかから当社をお選びいただき、ありがとうございました。ベンツCクラスのような輸入車の樹脂バンパーの補修や塗装、修理中の代車まで、横浜市都筑区の株式会社ケービーエスへご相談ください。
よくある質問
- ベンツCクラスのリヤバンパーがへこみました。交換しないと直りませんか?
- へこみの深さや場所によっては、今のバンパーを直して使えることがあります。今回のCクラス(W205)C200は、着工見積書の作業が「Rrバンパカバー」の脱着と修理、「エラー」の消去で、取り替えた部品はありません。外したバンパーのへこみを研いでパテで整え、サフェーサーのあと775のシルバーで塗装しました。今のバンパーを生かせるかは、お車を拝見してからお伝えします。
- バンパーの角の下側を擦りました。下を向いた面の傷も直せますか?
- 今回のC200では、リヤバンパーを車から外し、角を立てて置いて、下の縁の擦り傷を研いでから、パテとサフェーサーで整えて塗装しました。外して作業すると、下を向いた面にも正面から手を入れられます。縁のゆがみの程度によって直し方は変わりますので、まずは傷を見せてください。
- バンパーにセンサーが付いていても、修理や塗装はできますか?
- ご相談いただけます。今回のC200では、塗装後の写真でセンサーの丸い穴が空いたままになっており、センサーを付けない状態でバンパーを塗っています。完成の写真ではセンサーが元の位置に戻り、取り付けのあとに診断機をつないで、画面の見える範囲に赤の「異常」の表示がないことを確かめました。センサーの種類によって必要な作業は変わりますので、車種と装備を確かめてご案内します。
- 修理中の代車は借りられますか?
- ご相談いただけます。当社はレンタカー登録(わナンバー)の車両を200台以上保有しており、乗る人数や普段の使い方をお聞きしてご案内します。ご用意できる車種は、保険の内容・事故の状況・空き状況によって変わるため、特定の車種を必ずご用意できるとは申し上げられません。