横浜市都筑区の株式会社ケービーエスで、白い60系プリウス(6AA-MXWH60)の右側面を板金塗装しました。へこんだ右リヤドアは取り替え、右リヤクォーターは取り替えずに整えて、089の3コートパールで塗り上げています。
へこみがあったのは、右リヤドアの後ろの下から、後輪のアーチの上にかかるあたりです。取り替えた右リヤドアは、色の付いていない黒い下地のまま、いったん車体に取り付けて合わせてから外し、塗装ブースのスタンドに立てて塗りました。右リヤクォーターは、ドアの開口部のふちの2か所を研いで鉄板を出し、パテもその2か所にとどめています。右フロントドアも外側の取っ手を外して、同じ089で塗りました。組み付けのあとは診断機をつなぎ、「CW(クリアランス警告)」の項目で「ECU校正が完了しました。」と表示されるところまで画面に残しています。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 車種 | トヨタ プリウス(60系・5代目・ハイブリッド車・乗車定員5人) |
| 型式 | 6AA-MXWH60(総排気量1.98L・燃料ガソリン) |
| 登録 | 令和5年11月(初度登録) |
| カラー | 089 プラチナホワイトパールマイカ(3コートパール)。089の番号は車体のコーションプレートの COLOR の欄で確認 |
| ご相談 | ホームページを見てご依頼 |
| 損傷箇所 | 右リヤドアの後ろの下(後輪のアーチの上にかけてのへこみ・しわ)/右リヤクォーターの前の端(ドアとの境目・ドアの開口部のふち)/右サイドスカートの後ろの端(後輪のすぐ前・合わせ目のずれと、黒い部分の角のこすれ) |
| 修理方法 | 右リヤドア=取り替え(黒い下地のドアを、色を塗る前に車体へ仮付け → 外してスタンドで塗装)/右リヤクォーター=取り替えずに板金で整え、ドアの開口部のふち2か所を研いで鉄板を出す → パテ(同じ2か所) → サフェーサー |
| 取り替えた部品 | 右リヤドア |
| 外して作業した部品 | 後輪のアーチのモール/右リヤクォーターの上の三角の黒い部品/右フロントドアの外側の取っ手 |
| 塗装 | 089:右リヤドア=車から外して塗装ブースのスタンドで/右リヤクォーター・右フロントドア=車に付けたまま(屋根の黒い部分・リヤバンパー・ドアの開口部はビニールで覆う) |
| 修理後の確認 | 診断機でシステムトポロジーを表示(見えている範囲に赤い「異常」の箱なし)/デジタルの角度計の軸をリヤバンパーの丸い部品6か所に当てる/診断機の「ECU校正」で「CW(クリアランス警告)」に「ECU校正が完了しました。」の表示 |
| 工程 | 損傷の記録(物差しと緑のテープ) → 右リヤドアの取り外しと黒いドアの仮付け → クォーターのふちを研いで鉄板を出す → パテ → パテ研ぎ・サフェーサー → 塗装ブースで089(スタンドのドア・車体のクォーターと右フロントドア) → 組み付け → 診断機・角度計・ECU校正 → 完成 |
右側面を直すあいだに乗る車のことも、修理のご相談と一緒にお聞かせください。勝田レンタカーが「わ」ナンバーで登録している200台以上の車の中に、今回と同じ型式6AA-MXWH60の、令和6年式の新型プリウスもあります。どの車をお使いいただけるかは、修理の段取りが決まった時点の空き状況でお答えします。
ホームページを見てケービーエスへ|令和5年11月登録の60系プリウス
この白いプリウスは、ケービーエスのホームページをご覧になったお客様が、当社に修理を任せてくださった車です。車検証の初度登録は令和5年11月、型式は6AA-MXWH60で、お預かりした時点で登録から2年あまりでした。
60系のプリウスには型式がいくつかあり、この車は総排気量1.98Lのエンジンを積むハイブリッド車です。色は、車体のコーションプレート(型式や色の番号が記された銘板)で089と読み取れる、3コートパールの白でした。
損傷|右リヤドアの後ろの下と、後輪のアーチの上のへこみ
お預かりしたときの右側面です。傷みのある所には緑のテープで印が付き、右リヤクォーターの後輪の上に短い横の線が1本、右リヤドアには斜めの線が1本貼られています。左の写真では、リヤドアの後ろの端の近くに、目盛りの付いた物差しが立ててあります。右の写真は後輪の近くまで寄ったところで、リヤドアの後ろの下から後輪のアーチの上の角にかけて、面がへこんでしわが寄っています。


左の写真は、さらに後輪のアーチに近づいたところです。アーチに付く黒いモールのすぐ上、リヤドアの後ろの下の面に、波を打ったようなゆがみが映り込んでいます。右の写真は、リヤドアの下に続く白いサイドスカートの後ろの端です。後輪のすぐ前で、白い部分と黒い部分の合わせ目がずれ、黒い部分の角にはこすれた跡が残っていました。


ドアの合わせ|白を入れる前の右リヤドアを、いったん取り付けて外す
右リヤドアは取り替えです。代わりに付けるドアは、まだ白い色の入っていない、黒い下地のままの状態でした。そのドアを、色を塗る前にいったん車体へ取り付けています。
左の写真は後ろ寄りから、右の写真は前寄りから写した仮合わせのようすです。左の写真では後輪のアーチのモールが外され、クォーターのアーチのふちにはモールを留める穴が並んでいます。右の写真の左奥には、オレンジ色に光る乾燥用のランプが立ち、左下の床には、緑のテープの印が付いた、車から外した元の右リヤドアがのぞいています。


写真の順番では、この仮合わせのあとに、右リヤクォーターのふちを研いだ写真とパテの写真が続きます。取り替えるドアと、取り替えずに直すクォーターは、後輪のアーチの上で隣り合うパネルです。
研ぎとパテ|右リヤクォーターは、ドアの開口部のふち2か所だけ
右リヤクォーターは車体と一体のパネルで、今回は取り替えていません。仮合わせのあと、ドアは再び外されています。
左の写真が研いだあと、右の写真がパテを付けたあとです。左の写真で灰色に見えるのは、塗装を研ぎ落として鉄板が出た所で、後輪のアーチの上のドアとの境目のあたりと、その少し前寄りのドアの開口部のふちの2か所です。右の写真では、その2か所にクリーム色から黄色のパテがのり、オレンジ色のランプの光が当たっています。クォーターの上の三角の黒い部品も外され、取り付けの穴は緑のテープでふさがれています。ドアのない開口部の奥では、後ろの席に覆いがかけられていました。


同じ2か所を近くから見たのが、次の2枚です。左の写真の研いだ跡は、灰色の鉄板のまわりを段をつけて研いだ輪になっています。右の写真はほぼ同じ向きから写したパテのあとで、パテはその2か所の範囲だけにのっています。


サフェーサー|パテと鉄板のまだらを、一つの灰色に
パテを研いだあとは、まわりを紙とテープで囲い、研いだ範囲だけを外に出しました。ドアの開口部はビニールでふさいであります。左の写真がその状態で、研いだパテのクリーム色やピンク色と、鉄板の灰色がまだらに見えています。右の写真は、同じ範囲にサフェーサーを吹いたあとです。サフェーサーは上に重ねる白の土台になる下地で、パテと鉄板が入り混じった面を、いったん一つの灰色で覆います。


塗装ブース|スタンドの右リヤドアと、車体のクォーター・前ドア
色を塗る作業は、格子の床の塗装ブースで行いました。取り替える右リヤドアは車から外してスタンドに立て、右リヤクォーターと右フロントドアは車に付けたまま、まわりをビニールとテープで覆っています。
左の写真は塗る前の右リヤドアで、窓ガラスの付いていない黒い下地のまま、表面は全体につやが消えています。右の写真は塗り終えた同じドアで、窓の枠の部分も含めて、ドア全体が白に変わりました。


右リヤクォーターは、ドアの開口部をビニールでふさぎ、テープの線をドアの開口部のふちや、リヤバンパーとの境目に沿わせています。後輪のアーチのモールは外したままです。左の写真が塗る前、右の写真が塗ったあとで、アーチのふちからドアの開口部のふちまで、ブースの照明が映るつやが出ています。


右フロントドアも、同じブースで塗っています。左の写真の塗る前の状態では、外側の取っ手が外され、取っ手の付く穴は緑のテープでふさがれています。右の写真の塗ったあとも、取っ手は外したままです。


塗り終えた右側面を、後ろ寄りから見たところです。右リヤクォーターから右フロントドアまでが白くつやを帯び、リヤドアが入る開口部はビニールで覆われたままです。屋根の黒い部分とリヤバンパーも、ビニールの中にあります。

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3コートパール|089の白を、スタンドのドアと車体側の同じブースで
089は、白の色の層、光をはね返すパールの層、透明なクリヤーの層を順に重ねて仕上げる3コートパールの白です。
3つの層のうち、白の見え方を左右するのはまん中のパールの層です。取り替えた部品を車から外して単体で塗る場合は、組み付けてとなりのパネルと並んだときに、層の重なり方の違いが「パールのむら」として目に入りやすくなります。
今回は、スタンドに立てた右リヤドアと、車体に付いたままの右リヤクォーター・右フロントドアを、同じブースで089に塗り上げました。塗り終えたあとの写真は、ドア、クォーター、前ドアの順に、続けて撮られています。組み付けたあとの完成の写真では、取り替えたドアが、元の車体のクォーターと右フロントドアのあいだに並んでいます。
組み付け|塗った右リヤドアを付け、外した部品は床に
左の写真は、組み付けたあとの床です。車から外した黒い部品が並び、大きな弧を描いているのが後輪のアーチのモールで、小さな緑の印が付いています。ほかに黒い小さな部品が2つと、細長いモールが1本あります。右の写真では、塗った右リヤドアが車に付き、後輪のアーチのモールとサイドスカートもそろった右側面の手前に、緑のテープが斜めに残る元の右リヤドアが置かれています。


修理後の確認|診断機の一覧、角度計、CWのECU校正
組み付けのあと、プリウスに診断機をつないで「システムトポロジー」の画面を出しました。上の行には「Prius」「MXWH6#」「M20A-FXS」と、診断機が読み取った車の情報が並びます。色分けは、緑が「正常」、赤が「異常」、灰色が「構成されていません」。左の「OBD」から線で結ばれた箱は、灰色の2つのほかはすべて緑で、赤の箱はありません。

続いて、デジタルの角度計を使いました。角度計の軸をリヤバンパーに並ぶ丸い部品に当てると、角度計の小さな画面に数字が出ます。当てた場所は、リヤバンパーの左の側面から右の側面までの6か所です。左の写真はナンバーの右寄りの丸い部品、右の写真は右後輪のすぐ後ろの丸い部品に当てたところです。


最後は、診断機の「ECU校正」の画面です。上の行の最後には「CW(クリアランス警告)」とあり、開いた小さな窓には「ECU校正が完了しました。」と表示されています。その下には、接続が再確立されるまでデータは表示されない、という注意書きも出ています。

完成|見出しと同じ右後ろから見た、白い右側面
仕上がった60系プリウスを、お預かりしたときの見出しの写真と同じ、右後ろの向きから写しました。へこみの影が見えていた右リヤドアの後ろの下から後輪の上まで、白い面がひと続きに映っています。

下の写真は、右側面を横から、右リヤクォーターとリヤドアの境目を近くから、右リヤクォーターから右フロントドアまでを後ろから、の順です。横からの写真では、右フロントドアの取っ手と、クォーターの上の三角の黒い部品が元の位置に戻り、サイドスカートの後ろの端も後輪の前に収まっています。



職人の技|仮合わせから診断機まで、右側面で手をかけた所
右側面の写真を順に追うと、仕上がりの手前で手をかけた所が6つ見えてきます。
1. 色を塗る前に、ドアを車体で合わせる 黒い下地のままの右リヤドアを車体に取り付けてから外し、スタンドの上で089に塗りました(仮合わせと塗装ブースの写真)。
2. 鉄板を出すのも、パテも2か所 取り替えなかった右リヤクォーターで、研いで鉄板を出したのはドアの開口部のふちの2か所、パテもその2か所だけです(研ぎとパテの写真)。
3. サフェーサーは紙で囲った中だけ 研いだ範囲のまわりを紙とテープで囲い、その中だけを灰色の下地にしています(サフェーサーの写真)。
4. モール・三角の部品・取っ手を外して塗る 後輪のアーチのモール、クォーターの上の三角の黒い部品、右フロントドアの取っ手は、塗る前に外してあります。取っ手の穴は、緑のテープでふさいでから塗っています(仮合わせ・パテ・塗装ブースの写真)。
5. 塗らない所はビニールの中 屋根の黒い部分、リヤバンパー、ドアの開口部はビニールで覆い、テープの線を境目に沿わせています。ドアを外しているあいだは、後ろの席にも覆いをかけていました(塗装ブースとパテの写真)。
6. 組み付けたあとに、診断機と角度計 システムの一覧、リヤバンパーの丸い部品6か所での角度計、「CW(クリアランス警告)」のECU校正まで、画面と表示で確かめています(修理後の確認の写真)。
職人の想い|089の白を、ドア・クォーター・前ドアの3枚に
このプリウスで089の白を塗ったのは、スタンドに立てた右リヤドアと、車に付けたままの右リヤクォーター・右フロントドアの3枚です。前ドアは取っ手を、クォーターは三角の黒い部品を外してから、3枚を同じブースで塗り終えています。ケービーエスは、車体と一体のクォーターを取り替えずに残したこのプリウスに、この先も気持ちよく乗り続けていただけたらと考えています。
修理中の代車|同じ型式のプリウスも勝田レンタカーに
お預かりしたのは6AA-MXWH60の60系プリウスで、勝田レンタカーには、同じ型式の令和6年式の新型プリウス Zグレードがあります。お客様のプリウスとは別の車ですが、型式は同じです。ほかにも、プラグインハイブリッドのプリウスPHVや4WDの新型プリウスHV、SUVのハリアーPHVをそろえています。
当社ではレンタカー登録(わナンバー)の車両を200台以上保有しています。乗る人数や普段の使い方をお聞きして、空き状況を確認しながらご案内します。
ご用意できる車種は、保険の内容・事故の状況・空き状況によって変わります。特定の車種を必ずご用意できるとは申し上げられませんので、まずはご相談ください。
勝田レンタカーの事故代車ラインナップ例




新型プリウス Zグレード(令和6年式・6AA-MXWH60)の代車を見る
まとめ|60系プリウスの右側面を、ドアの取り替えと板金で3コートパールに
今回の60系プリウス(6AA-MXWH60)は、へこんだ右リヤドアを取り替え、黒い下地のまま車体で合わせてからスタンドで塗り、右リヤクォーターは取り替えずに2か所を研いでパテとサフェーサーで整え、右フロントドアとともに089の3コートパールで仕上げた事例です。組み付けのあとは、診断機と角度計で表示を確かめました。
後輪の上でドアとクォーターが接する所のへこみは、片方を取り替えるか、両方を直すかで、塗る範囲も手順も変わります。白いパールの車では、塗るパネルが増えるほど、並んだときの見え方にも気を配ります。
傷の写真をお送りいただくところからでも、お気軽にお問い合わせください。
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修理のご相談
ホームページからのご依頼に感謝します
数ある工場のなかから当社をお選びいただき、ありがとうございました。プリウスのような白いパールの車のドアやクォーターのへこみ、修理中の代車まで、横浜市都筑区の株式会社ケービーエスへご相談ください。
よくある質問
- 横浜市で白い60系プリウスのリヤクォーターがへこみました。取り替えずに直せますか?
- へこみの位置と深さによって変わります。今回の60系プリウス(6AA-MXWH60)では、車体と一体の右リヤクォーターは取り替えていません。研いで鉄板を出したのはドアの開口部のふちの2か所で、そこにパテをのせ、紙で囲った範囲にサフェーサーを吹いてから089で塗りました。となりの右リヤドアは取り替えています。どこまで直せるかは、お車を見せていただいてからお伝えします。
- 白(089)の3コートパールのプリウスで、取り替えたドアと元の車体は、どこで塗りましたか?
- 今回のプリウスでは、スタンドに立てた右リヤドアと、車に付けたままの右リヤクォーター・右フロントドアを、同じ塗装ブースで089に塗りました。塗る範囲は、傷みの位置を拝見してからお伝えします。
- 右フロントドアも塗るとき、外側の取っ手は付けたままですか?
- 今回の60系プリウスでは、右フロントドアの外側の取っ手を外し、取っ手の付く穴を緑のテープでふさいでから、同じ塗装ブースで089に塗りました。右リヤクォーターの上の三角の黒い部品も外しています。完成の写真では、取っ手も三角の部品も元の位置に戻っています。
- 60系プリウスの側面の修理のあと、診断機の「ECU校正」まで行いますか?
- 今回の60系プリウスでは、組み付けたあとに診断機で確かめています。システムトポロジーの画面に赤い「異常」の箱はなく、「CW(クリアランス警告)」の項目では「ECU校正が完了しました。」と表示されました。リヤバンパーの丸い部品6か所には、デジタルの角度計の軸も当てています。確かめる項目は、お車と修理の範囲によって変わります。
- 修理中の代車は借りられますか?
- ご相談いただけます。当社はレンタカー登録(わナンバー)の車両を200台以上保有しており、乗る人数や普段の使い方をお聞きしてご案内します。ご用意できる車種は、保険の内容・事故の状況・空き状況によって変わるため、特定の車種を必ずご用意できるとは申し上げられません。