板金で直すか交換になるかは、どこで分かれるのですか?

分かれ目は、損傷の深さ・位置・そのパネルの付き方・直したあとの強度の4つです。この4つを実車で確かめたうえで、板金で形を戻すのか、部品を新しくするのかをご提案しています。
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板金で直すのと交換するのとでは、何が違うのですか?
違いは、元のパネルを残して形を戻すか、新しいパネルに付け替えるかです。板金は、へこんだ鉄板やアルミの板を、裏側から押したり表から引いたりして、元の形に近づけていく直し方です。交換は、傷んだパネルそのものを外して、新しい部品を取り付ける直し方になります。
どちらが優れているという話ではありません。同じ大きさのへこみでも、できた場所がひとつ違えば答えが変わります。当社では実車を拝見して、その車にとって無理のない直し方はどちらかを見たうえでご提案しています。
どんなときに「交換になります」と言われるのですか?
代表的なのは次の4つです。①板が裂けている、穴が空いている。②折れ曲がりが強く、引っ張られて薄く伸びてしまっている。③樹脂(プラスチック)の部品が割れて、欠けている。④形を戻すためにかかる手間が、部品を付け替える手間を大きく上回る。
金属の板は、強い力がかかった部分が薄く伸びます。伸びた板をむりに元へ戻しても、その一枚だけ張りや強度が落ちてしまうことがあります。見た目だけでなく、直したあとの強度と、さびに対する備えを元の状態に近づけられるかどうか。ここが、交換をご提案する大きな分かれ目です。
樹脂のバンパーは、割れの長さと場所で判断が変わります。裏側から補強できる形なら直せることもありますし、取り付け部分の爪が根元から欠けている場合は交換のほうが確実です。
| 損傷の状態 | 板金で直す | 交換をご提案しやすい |
|---|---|---|
| 浅い面のへこみ(折れ目にかかっていない) | 直せることが多い | ― |
| 塗装が割れる程度の深いへこみ | 状態により可能 | ― |
| 板が裂けている・穴が空いている | ― | 該当しやすい |
| 樹脂バンパーの取り付け爪が根元から欠損 | ― | 該当しやすい |
| 骨格につながる部分が押し込まれている | 計測のうえ判断 | 状態により該当 |
損傷の状態と、直し方の見通し
溶接で付いているパネルも、交換できるのですか?
できる部位と、大きな作業になる部位があります。ドア、ボンネット、フェンダー、バンパーの多くは、ボルトやクリップで留まっているため取り外しができます。一方で、リヤクォーターパネル(後輪の上の側面)やルーフ(屋根)は車体に溶接で組み付けられていることが多く、切り離して新しい部品を溶接し直すという作業になります。
そのため、同じ「交換」という言葉でも、外して付け替えるだけの部品と、車体そのものに手を入れる部品とでは、日数も費用もまったく違います。
日数は、保険会社との確認、部品の入荷、追加の損傷、骨格修正の有無によっても変わります。
くわしくは車の修理期間の目安は、どれくらいですか?でご説明しています。
交換のほうが、かえって費用が抑えられることはありますか?
あります。板金は、機械ではなく人の手で少しずつ形を戻していく作業です。へこみが大きく、形が複雑になるほど、かかる時間が長くなります。一方で交換は、部品代がかかる代わりに作業の中身が決まっています。形を戻す手間のほうが部品代を上回ると判断したときは、交換のほうが結果として費用が抑えられることがあります。
逆に、部品そのものが高い車や、入荷まで時間がかかる車では、直せる範囲であれば板金のほうが早く、費用も抑えられることがあります。どちらになるかは車種と損傷で変わりますので、実車を拝見しないと金額はお答えできません。
保険をお使いになる場合、お支払いの額はご契約の内容と保険会社の確認によって決まります。当社が行うのは、修理の内容と費用について保険会社のご担当者に技術的なご説明をすること(協定)です。ご契約の中身については、ご加入の保険会社にご確認ください。
直すか交換かは、いつ決まるのですか?
おおよそは見積りの段階で決まり、確定するのは分解して中を確認した段階です。
外から見えるへこみだけでは判断しきれないことがあります。分解して初めて分かる損傷が出た場合は、内容・費用・修理方法をご説明し、必要な確認をいただいてから追加の作業に進みます。保険修理では、保険会社側の確認が必要になる場合もあります。
そのため「見積りでは板金と伺っていたのに、途中で交換に変わった」ということは起こり得ます。黙って進めることはせず、そのつどご説明します。
「交換になります」と言われたら、何を聞けばよいですか?
聞いていただきたいのは3つです。①どの部品を、どこまで交換するのか。②その部品は新品か、中古か、社外品か。③交換にともなって塗る範囲はどこまでか。この3つがはっきりすると、見積書の中身が読めるようになります。
当社では、社外品や中古部品を使う場合、その理由と入手の見通しをご説明したうえでご相談します。部品の作りは製造元によって違いますので、「純正と同じもの」という言い方はいたしません。
ご相談は、横浜市都筑区勝田町867(電話 045-592-1040)で承っています。
この記事の写真は、実際にお預かりしたオデッセイです
当社でお預かりしたオデッセイです。ここでは、上のご説明を裏づける例としてご覧ください。1台ごとの修理の中身は、修理事例のページでご覧いただけます。


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修理にかかる日数は、損傷の範囲や部品の入荷状況によって変わります。実車を拝見したうえでご案内します。
お引き取りにうかがえる場合があります。対応できる範囲は、お電話でご確認ください。
よくあるご質問
へこみが小さければ、だいたい板金で直せますか?
大きさよりも、できた場所と深さで変わります。小さくても折れ目の上にかかっていたり、内側から手が届かない場所だと手間がかかります。逆に、広く浅いへこみが板金で戻せることもあります。実車を拝見してご説明します。
交換した部品は、色が合いますか?
新しい部品は下地の状態のことが多く、お車の色に合わせて塗ってから取り付けます。同じ色番号でも年式や日焼けで見え方が変わるため、当社では実車の状態を見ながら色をつくります。仕上がりについては、お引き渡しの際にご確認ください。
板金で直すと、修復歴がつきますか?
修復歴は、日本自動車査定協会などの基準で決まるもので、当社が判断できるものではありません。板金か交換かという直し方だけで決まるわけでもありません。ご売却の予定がある場合は、査定を行う側にご確認ください。
交換の部品は新品だけですか?
新品のほかに、中古部品や社外品をご提案する場合もあります。どれを使うかは、入手の見通しやご希望、保険をお使いかどうかでも変わります。使う場合は理由をご説明したうえで、ご相談してから進めます。
見積りを見てから決めてもいいですか?
もちろんです。通常の見積りは無料です。原因を確かめるための分解や診断など、通常の見積りを超える作業が必要な場合は、事前に費用をご説明してから行います。お考えになる時間をとっていただいて構いません。