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ランドクルーザープラドの202ブラックを、交換せず板金塗装で修復|左リヤドア・左リヤクォーター

ランドクルーザープラド(150系)の左リヤドア・左リヤクォーターを、交換せず板金塗装で修復しました。202 ブラックの塗装、nax イージス グリフィスクリヤーでの仕上げ、納車前の電子診断まで行っています。

横浜市都筑区の株式会社ケービーエスで対応した、トヨタ ランドクルーザープラド(150系)の板金塗装修理事例です。左リヤドアの後方から左リヤクォーターにかけての損傷を、パネルを交換せず、板金で元の形に戻して修復しました。

カラーは202 ブラック。パールやマイカを含まないソリッドの黒で、板金塗装でもっとも仕上がりの差が出るといわれる色です。光を素直に映すぶん、面がわずかにうねっているだけで、映り込みが折れて見えてしまいます。この事例では、その黒を前提に、板金の段階から面を追い込んでいます。

項目内容
車種トヨタ ランドクルーザープラド(150系)
型式3DA-GDJ150W
エンジン1GD-FTV/2,754cc クリーンディーゼル
グレードTX
カラー202 ブラック(ソリッド)
走行距離26,055km(入庫時)
修理箇所左リヤドア後方〜左リヤクォーター(リヤホイールアーチ周辺)
修理方法交換せず板金塗装(スタッドプーラーによる引き出し)
塗装サフェーサー → 202 ブラック → nax イージス グリフィスクリヤー
納車前診断機による全システムのスキャン

ホームページからのご依頼に感謝します

数ある修理工場の中からホームページをご覧いただき、ランドクルーザープラドをお任せくださったことに感謝申し上げます。「黒いボディを、交換せずにきれいに戻せる工場はどこか」を調べてたどり着いたと言っていただけるのは、工程を載せ続けてきた者としていちばん嬉しいご依頼です。

入庫時の状態|左リヤドアから左リヤクォーターにかけての損傷

入庫時、左リヤドアの後方から左リヤクォーター(リヤクオーター)、リヤホイールアーチの周辺にかけて損傷が確認できました。へこみそのものより先に見たのは、映り込みがどこから乱れ始めて、どこで元に戻るかです。

写真のように、マスキングテープで損傷範囲を囲い、スケール(測定用の目盛り棒)を立てて、高さと位置を記録します。ランドクルーザープラドはボディサイドが長く平らなため、へこんだ部分だけを直すと、完成後に光を当てたときに「その先」でうねりが残ります。

そこでケービーエスでは、損傷部分ではなく「光の通り」とプレスラインを基準に板金の範囲を決めます。この判断を最初に間違えると、あとの工程をどれだけ丁寧にやっても違和感が消えません。

交換せず板金|スタッドプーラーで、鉄板そのものを引き出す

まず旧塗膜を削り、地金(鉄板そのもの)を出します。塗装の上から押したり引いたりしても、鉄板がどう変形しているかは分かりません。左の写真が、その地金を出した状態です。

右の写真がスタッドプーラーです。鉄板にピンを溶接し、そこへ工具を掛けて外側から引き出す道具で、裏から手が入らないパネルでも形を戻せます。ただし力任せに引けば直るものではありません。鉄板がどちら側へ押され、どこに力が逃げているかを見ながら、少しずつ位置を戻していきます。

ここでいちばん大事なのは、パテで形を作ろうとしないことです。できる限り鉄板そのものを正しい位置まで戻し、必要最小限の成形で仕上げる。そうすることで、自然なボディラインが戻ってきます。

交換するか、板金で残せるか。ケービーエスでは、損傷の状態を実車で確認したうえで、板金で修復できるパネルは板金で残す方向で検討します。なお同じランドクルーザープラドでも、損傷の程度によっては交換が適切な場合があります(左リヤドアを交換した事例はこちら)。

パテ・サフェーサー|塗装する前に、仕上がりはほぼ決まっています

板金で鉄板を戻したあと、パテで細かい凹凸を整えます。パテは「へこみを埋める材料」ではなく、肌を作るための材料です。鉄板を正しい位置まで戻してあれば、パテは薄くて済みます。

大切なのは、パテそのものではなく最終的な面を、どこまで自然につなげられるかです。手の感触だけでは分かりません。光を当てながら縦・横・斜めから確認し、ランドクルーザープラドの長いボディサイドに光が流れたとき、途中で映り込みが折れたり波打ったりしないところまで追い込みます。

面が出たらサフェーサーです。サフェーサーは「塗装の前に吹く灰色の塗料」ではなく、研ぎ跡と下地を整えて、上塗りを安定させるための艶の土台です。写真のように必要な範囲だけを露出させて養生し、塗布したあとにもう一度研いで、最終的な面の精度を確認してから塗装工程へ進みます。

同じような損傷でお困りですか?☎ 045-592-1040LINEで相談見積りを相談

202 ブラック|「黒はごまかせない」と言われる理由

この車両のカラーは、コーションプレートで確認した202 ブラックです。トヨタの黒にはマイカ(雲母)を含むものもありますが、202 はパールもマイカも入らないソリッドの黒で、ベースコート+クリヤーの2層で仕上げます。

層が少ないぶん簡単かというと、逆です。混ぜ物がない黒は、光をそのまま返すため、面のゆがみも塗装肌の粗さも、全部そのまま映してしまいます。白やシルバーなら目立たない程度のうねりでも、202では「直したところ」としてはっきり見えます。

そのため202では、「黒く塗る」のではなく次のことを一つずつ管理しながら塗ります。

管理すること手を抜くとどうなるか
塗料の出る量多すぎると肌が粗れ、少なすぎると艶が出ない
スプレーガンの距離と動かす速さ一定でないと、光が当たったときに縞のように見える
塗り重ねの間隔乾き方が変わり、艶の深さが変わる
塗装肌(ゆず肌の細かさ)隣のパネルと肌が違うと、直した場所が分かってしまう
クリヤーの膜厚と乾燥条件厚すぎても薄すぎても、1年後の艶が変わる

ケービーエスが目指すのは、納車した瞬間だけ艶がある仕上げではありません。1年先に見ても、きれいだと思える修理。そのために、完成すると見えなくなる下地の工程から手を抜きません。

塗装ブースとクリヤー|SUVだからこそ、傷の入りにくさまで考える

塗装はホコリを嫌う専用の塗装ブースで行います。左の写真が、ブース内で養生を終えた状態です。ドアミラー、窓まわり、ホイールアーチの内側まで覆い、塗る必要のある範囲だけを露出させています。

仕上げのクリヤーは、右の写真の日本ペイント nax イージス(AEGIS)グリフィスクリヤーを使用しました。硬さと柔軟性を両立したクリヤー層で、洗車キズや、衣服・荷物との接触でつく細かな擦り傷が入りにくい耐擦り傷(耐すり傷)性能が特長です。

ランドクルーザープラドのようなSUVは、通勤だけでなくアウトドアや長距離移動でも使われ、ボディがさまざまな環境にさらされます。だからこそ、クリヤーを厚く塗ればよいという考え方はしません。適切な膜厚と乾燥条件を管理したうえで、既存パネルとの肌感まで合わせて仕上げます。

完成|左リヤドアからクォーターまで、光が途切れずに流れる

塗装を終えた状態です。左リヤドアから左リヤクォーターまで、映り込みが折れずにまっすぐ流れているのが分かると思います。202 ブラックの仕上がりは、色ではなくこの「光の流れ方」で決まります。

入庫時の写真と見比べると、波打っていた映り込みが、まっすぐ一本につながっています。パネルを交換していませんので、建て付けや隙間も元のままです。

修理後は電子診断|外観がきれいになったら終わり、にはしません

現在のランドクルーザープラドには、多数の電子制御システムが搭載されています。写真は納車前に診断機を接続し、各システムをスキャンしている画面です。緑が正常に読めたシステムで、車両側の構成に無いものはグレーで表示されます。

板金塗装がきれいになった時点で作業終了、にはしません。必要に応じて故障コードの確認や消去を行い、電子制御系統の状態まで確認したうえでご納車します。

ケービーエスは、電子制御装置整備を含む自動車特定整備事業の認証工場です(関東運輸局・認証番号 第2-5680号)。

修理期間中の代車|「普段プラドなのに、修理中だけ小さな車では困る」

事故修理で意外と困るのが、「預けているあいだ、何に乗ればいいのか」という問題です。ケービーエスは板金塗装だけでなく、事故修理時のレンタカー・代車の手配まで一括で対応しています。

大きなSUVにお乗りの方からは「修理中だからといって、極端にサイズやクラスを落としたくない」というご相談をいただきます。ケービーエスはレンタカー登録(わナンバー)の車両を200台以上保有しており、SUVクラス・高級車クラスの事故代車もご相談いただけます。

写真の車両はこちらでご覧いただけます。ランドクルーザー250 VX モデリスタ仕様/レクサスNX450h+/40系アルファード エグゼクティブラウンジ

保険修理の場合は、ご契約中の保険にレンタカー特約・代車特約が付帯しているかを確認し、ご契約内容に応じた車両をご案内します。

ホームページからのお申し込みで、ケービーエスにて板金塗装修理をご依頼いただく場合は、代車特約を利用したランクアップ代車についてもご相談可能です。代車特約が30日を超えるケースについても、修理内容・保険契約内容に応じて、まずはご相談ください。

ご利用の可否・車種・グレード・期間・費用のご負担は、修理内容・保険契約内容・保険会社様とのご確認内容・車両の空き状況により異なります。費用が無料になる場合と有料になる場合があり、当社が代車を無条件で無料提供しているわけではありません。特定の車種を必ずご用意できるとは申し上げられません。

示談の進め方・過失割合・保険金が出るかどうかの判断は、保険会社様とご契約者様のあいだで決まるものです。当社からはお答えできません。

横浜市都筑区で、ランドクルーザープラドの板金塗装・事故修理をお考えの方へ

修理工場を探している方が本当に知りたいのは、「実際にどう直しているのか」「板金の途中はどうなっているのか」「黒いボディをきれいに戻せるのか」ではないでしょうか。

だからケービーエスでは、完成写真だけでなく、スタッドプーラーによる板金、パテ成形、サフェーサー、塗装、電子診断まで、実際の工程が伝わる修理事例を載せています。

横浜市・都筑区・神奈川県で、ランドクルーザープラドをはじめとしたSUVの板金塗装、事故修理、保険修理をご検討の方は、写真で状態を確認するところからご相談いただけます。事故の場合は、保険会社様とのやり取りや、レンタカー特約の内容に応じた代車の手配まで、修理とあわせてご相談ください。お気軽にお問い合わせください。

株式会社ケービーエス
所在地:神奈川県横浜市都筑区勝田町867/電話:045-592-1040/横浜市営地下鉄ブルーライン 仲町台駅から車で8分、東山田駅から車で5分、都筑ICから車で5分。お問い合わせフォーム・LINEからのご相談も承ります。

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よくある質問

ランドクルーザープラドの左リヤドアは、交換になりますか?
損傷の程度によります。この事例では、左リヤドアから左リヤクォーターまで交換せず、板金で形を戻して修復しました。一方で、当社には同じランドクルーザープラドで左リヤドアを交換した事例もあります。交換か板金かは、実車を拝見して、鉄板の伸びや骨格への影響を確認したうえで判断します。
202 ブラックは、直したところが分かりやすいと聞きました。本当ですか?
ソリッドの黒は、光をそのまま返すため、面のわずかなうねりや塗装肌の違いが出やすい色です。だからこそ、板金の段階で面を追い込み、塗装では塗料の量・ガンの距離・塗り重ねの間隔・塗装肌まで管理します。色を合わせるだけでは、202 の仕上がりは揃いません。
スタッドプーラーとは何ですか。車体を傷めませんか?
鉄板にピンを溶接し、そこへ工具を掛けて外側から引き出す道具です。裏から手が入らないパネルでも形を戻せます。引く力と方向を見ながら少しずつ戻し、引いたあとは溶接跡を処理して下地を整えます。力任せに引く使い方はしません。
パテを厚く盛って直しているのではありませんか?
できる限り鉄板そのものを正しい位置まで戻し、パテは必要最小限にとどめます。パテは形を作る材料ではなく、細かい凹凸を整えて肌を作る材料です。鉄板を戻しておけば、パテは薄くて済みます。
アウトドアや長距離でも使いますが、塗り直したところは弱くなりませんか?
この事例では、日本ペイント nax イージス グリフィスクリヤーで仕上げました。硬さと柔軟性を両立した耐擦り傷クリヤーで、洗車キズや荷物との接触でつく細かな擦り傷が入りにくいのが特長です。なお仕上げの仕様は、車両の状態や補修条件に応じて選定します。
修理のあいだ、ランドクルーザープラドの代わりになる車は借りられますか?
ご相談いただけます。ランドクルーザー250、レクサスNX450h+、40系アルファード エグゼクティブラウンジなどを保有しています。ただしご利用の可否・車種・期間・費用のご負担は、修理内容・保険契約内容・保険会社様とのご確認内容・車両の空き状況により異なります。特定の車種を必ずご用意できるとは申し上げられません。

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