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10年乗った車を塗ると、そこだけ新しく見えませんか?

最終更新 2026-09-02この記事を書いた人:株式会社ケービーエス☎ 045-592-1040

シエンタの実車。年数の経った車。全体の色の様子を見てから決めます

新品どおりの色をそのまま塗ると、直した所だけ浮いて見えることがあります。そのため当社では、新車の色ではなく、今のお車の色に合わせて配合を調整し、艶の出方までそろえていきます。

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新品どおりの色をそのまま塗ると、どうなりますか?

直した面だけが明るく、周りより新しく見えることがあります。
これは塗装の失敗ではなく、周りのパネルが年数のぶんだけ変化しているために起こる差です。

塗装は、屋外に置かれているあいだ、紫外線と雨と熱を受け続けています。10年も経つと、色そのものがわずかに褪せ、表面のクリア層も細かいキズや汚れを抱えます。その結果、車体全体の色は、新車のときの色から少しずつ離れていきます。

そこへ新品どおりの色を塗れば、そこだけ時間が戻ったように見えます。ですから、合わせる相手は「カタログの色」ではなく「いま目の前にある車体の色」だ、というのが経年車を塗るときの出発点になります。

色あせた車には、どうやって色を合わせるのですか?

実際の車体の色を見て塗料の配合を調整し、試し板に吹いて当ててから塗ります。

カラー番号から基本の配合を出したうえで、褪せの方向に合わせて微調整します。白系はくすんで黄色に寄る、赤系は色が抜けて薄くなる、黒系は艶が落ちて白っぽく見える、といったように、褪せ方には色ごとの傾向があります。

調整した塗料は、いきなり車体には吹きません。試し板(テストピース)に塗り、直す面のとなりに当てて、屋内の照明と屋外の自然光の両方で確認します。差があれば作り直します。塗ってからでは戻せないため、この確認を省きません。

当社は塗装ブースを2基備え、サイマ式を輸入車用、クリタ工業製を国産車用として使い分けています。乾かす条件がそろっていることも、色を安定させるうえで効いてきます。

色だけでなく、艶(つや)の差も出ますか?

出ます。むしろ年数の経った車では、色よりも艶の差のほうが目につくことがあります。

新しく塗った面は、クリアが平らで光をまっすぐ返します。一方、10年ぶんの洗車キズを抱えた面は、光が細かく散るので、しっとりと沈んで見えます。色が合っていても、この反射の違いが「そこだけ新しい」という印象を作ります。

対応としては、新しく塗る面の仕上げを整えるだけでなく、周りの面の状態を見たうえで、どこまで手を入れるかを一緒に考えることになります。何もしないという選択も含めて、ご相談のうえで決めます。

起きること見え方塗るときの影響
色あせもとの色より薄く、くすんで見える今の色に合わせて配合を調整する
艶引け光が散って沈んだ見え方になる新しく塗った面だけ艶が強く見える
細かい洗車キズ近づくと細い線が無数に見える反射が変わり、差として目に入る
クリアの剥がれ・浮き白く濁る、めくれるその面は塗り直しの対象になりやすい

年数で起きる変化と、塗装への影響

まわりのパネルも磨いたほうがいいのですか?

症状によります。磨きで近づくものと、磨いても戻らないものがあります。

表面の細かいキズや、うっすらとした曇りであれば、磨くことで艶が戻り、新しく塗った面との差が縮まることがあります。一方、クリアがめくれている、下地まで色が抜けている、といった状態は、磨いても改善しません。

また、磨く作業はクリアの層をわずかに削ります。すでに薄くなっている塗装を強く磨けば、かえって傷めることにもなります。当社では、塗装面の状態を見たうえで、磨いてよい面かどうかを判断してご説明します。

症状磨きでの改善考えられる対応
細かい洗車キズ見込める塗装面の状態を見て仕上げを整える
うっすらした曇り見込める場合がある強く削らない範囲で様子を見る
クリアの剥がれ見込めないその面を塗り直す前提で検討する
下地まで達したキズ見込めない板金・塗装の対象として見積もる

磨きで改善が見込めるか

古い車で、塗る前に確かめておくことはありますか?

サビ、クリアの浮き、過去に塗られた跡の三つは、先に確認しておく価値があります。

塗る面の下にサビが残っていると、上からきれいに塗っても後から浮いてくることがあります。分解して初めてサビの広がりが分かることもあり、その場合は内容と費用をご説明したうえで、ご確認をいただいてから作業を進めます。

過去に別のお店で塗られている面は、メーカーの塗装とは色味が違っていることがあります。合わせる相手はその塗られた色になるため、事前に分かっていれば、色の作り方も変わってきます。

部分的に塗るのと、広い範囲を塗るのは、どちらがよいですか?

どちらが正しいということはなく、直す目的とご予算で決まります。

傷んだ一か所だけを直すのであれば、範囲を絞るほど費用と日数は抑えられます。ただし年数の経った車では、直した面だけが新しく見える度合いが強くなります。

反対に、範囲を広げれば見え方はそろいますが、そのぶん費用も日数も増えます。当社の目安では、ドア1枚の板金塗装で4〜7日、前廻り一式で10日〜3週間程度です。乗り続ける年数や、これからの使い方をうかがったうえで、選べる案をご説明します。

実車を拝見しないと金額はお答えできません。まずはご相談ください。横浜市都筑区勝田町、045-592-1040でお受けしています。

この記事の写真は、実際にお預かりしたシエンタです

当社でお預かりしたシエンタです。ここでは、上のご説明を裏づける例としてご覧ください。1台ごとの修理の中身は、修理事例のページでご覧いただけます。

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よくあるご質問

10年落ちの車でも、塗り直す価値はありますか?

これから何年乗るか、どこが気になっているかによります。一か所の損傷を直したいのか、全体の見た目を戻したいのかで、選ぶ範囲も費用も変わります。実車を見てご説明します。

どうせなら全体を塗ってもらったほうがいいですか?

全体を塗れば色と艶はそろいますが、費用と日数は大きく増えます。当社では、直したい理由をうかがったうえで、範囲の異なる案をご説明し、選んでいただいています。

サビが出ているところも直せますか?

広がり方によります。表面のサビと、内側から進んでいるサビでは対応が変わります。分解して初めて範囲が分かることもあり、その場合は内容と費用をご説明してからお進めします。

昔ぶつけて直したところを、もう一度塗ることはできますか?

できます。ただし合わせる相手は前に塗られた色になります。塗膜が重なっている場合は、状態を見たうえで、どこまで剥がすかを判断します。

色あせがひどい車は、色を合わせられないのですか?

褪せ方に合わせて配合を調整しますので、近づけることはできます。ただし褪せ方が面ごとに違う車では、どうしても差が残る場合があります。事前にその見込みをお伝えします。

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